【通所介護】個別機能訓練加算|興味関心チェックシートの目的・評価方法・使い方について解説!

興味関心チェックシートの目的や評価方法、使い方は知っていますか?平成27年度より個別機能訓練加算を算定する上では「居宅訪問」が必須となりました。その中で、本人のニーズを把握する方法として「興味関心チェックシート」の活用が推奨されています。そこで今回は、興味関心チェクシートの評価方法についてまとめてご紹介します。

興味関心チェックシートとは

興味関心チェックシート

[出典]厚生労働省より

興味関心チェックシートとは、日常生活動作(ADL)や家事動作(IADL)、趣味・余暇活動、スポーツ、社会参加などの項目から、通所介護をご利用されているご高齢者のニーズを把握するための検査です。

平成27年度の介護報酬改定においては、通所介護で個別機能訓練加算を算定する場合に「居宅訪問」が必須となり、その際の情報収集として興味関心チェックシート」と「居宅訪問チェックシート」を活用することが推奨されています。

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興味関心チェックシートを活用する目的とは

医療や介護現場では、治療計画やサービス計画の立案として本人の希望や要望を聴取します。しかしながら、急に「どんなことがしたいですか?」と問われても今したい目標はすぐにはでてきません。

このような場合において、本人が持つ興味や関心を引き出すために「興味・関心チェックシート」が役立つのです。

さらに、興味関心チェックシートを活用して情報取集を行うことで個別機能訓練計画書の目標を立案しやすくなります。

ご利用者様ができるだけ長く、住み慣れた環境で生活を続けていただくためにも興味関心チェックシートの評価の仕方を学んでいきましょう!

▼興味関心チェックシートはこちらをチェック▼

厚生労働省老健局振興課長「通所介護及び短期入所生活介護における個別機能訓練加算に関する 事務処理手順例及び様式例の提示について」

興味関心チェックシートの評価方法について

興味関心チェックシート

興味関心チェックシートの項目には、日常生活や家事動作、趣味、スポーツ、社会参加などがあります。

このシートの使い方は、それぞれの項目に対して、本人が「している」「してみたい」「興味がある」の3つに「○・×」を付けていくだけです。

 

興味関心チェックシートの具体的な使い方はこちら

  1. 1. 現在している行為は「している」の列に○を記載する。
  2. 2. 現在していないがしてみたい行為は「してみたい」の列に○を記載する。
  3. 3. 興味がある行為は「興味がある」の列に○を記載する。
  4. ※ できる・できないにかかわらない
  5. 4. どれにも該当しないものは「している」の列に×を記載する。
  6. 5. リスト以外の生活行為に思いあたるものがあれば空欄を利用して記載する。

興味関心チェックシートの活用場所とは

興味関心チェックシート

興味関心チェックシートの活用は、通所介護(以下、デイサービス)の個別機能訓練計画書を作成する上で利用することを厚生労働省から推奨されています。

 

個別機能訓練開始時におけるニーズ把握・情報収集 機能訓練指導員等は、個別機能訓練を行う場合は、利用者の日常生活や人生の過ごし方についてのニーズを把握するとともに、利用者の居宅での生活状況(ADL、IADL等)を居宅訪問の上で確認するものとする。また、医師からは利用者のこれまでの医療提供の状況について、介護支援専門員からは、居宅サービス計画に基づいて利用者本人や家族の意向、総合的な支援方針、解決すべき課題、長期目標、 短期目標、サービス内容などについて情報を得る。 なお、ニーズ把握には、別紙様式1の興味・関心チェックシートを参考にするとともに、居宅訪問の際のアセスメント項目は、別紙様式2の居宅訪問チェックシートを参考に確認する。

--厚生労働省老健局振興課長--
平成27年3月27日「通所介護及び短期入所生活介護における個別機能訓練加算に関する 事務処理手順例及び様式例の提示について」

具体的には、個別機能訓練計画書の中でも「本人の希望」に関して、興味・関心チェックシートが活用できます。

趣味や社会参加への「興味」や「希望」「目標」は、情報収集するのが難しい内容です。そのため、興味関心チェックシートを活用してご利用者様の「趣味・嗜好」「社会参加への意欲」などを新たに発掘して、介護現場での目標設定に活用していくことができますのです!

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居宅訪問チェックシートも合わせてご紹介

興味関心チェックシート
 

[出典] 厚生労働省老健局振興課

興味関心チェックシートの他に、合わせて知っておいていただきたいものに「

居宅訪問チェックシート」があります。

居宅訪問チェックシートは、対象者が自宅でお困りの「寝返り、立ち上がり・起き上がりなどの基本的な動作」「食事・排泄・入浴・更衣などの日常生活動作」「調理・洗濯・掃除・階段昇降などの応用動作」を評価するシートです。

この

居宅訪問チェックシートを活用することで「今現在している生活」や「環境の問題点」を把握することで生活状況や環境を把握することができます。

また、生活環境においての問題点などもチェックすることで、個別機能訓練計画書や通所介護計画書において、より実践的な「目標設定」と「個別機能訓練メニュー」を提供することができるようになります。

興味関心チェックシートと合わせて居宅訪問チェックシートも覚えておきましょう!

 

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個別機能訓練計画書を簡単に作成できるツールをご紹介

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まとめ

今回は、平成27年度から個別機能訓練加算を算定する上で必須となった居宅訪問での情報収集で役に立つ「興味関心チェックシートの活用場所や評価方法について」まとめてご紹介しました。

個別機能訓練加算を算定する場合は、ご利用者の身体状況や生活状況に合わせた、より具体的な計画を個別機能訓練計画書として作成しなければなりません。

そのためには、興味関心チェックシートなどの評価指標を活用して情報収集することが最大のポイントとなります。

ぜひ、皆様も興味関心チェックシートを活用してより具体的な計画書作成に取り組んでみてはいかがでしょうか?

 

デイサービス運営において必要な「評価・測定」について、一挙にまとめていますので、必要に応じて活用していただければと思います。

→→ 【完全保存版】デイサービスで活用できる評価・測定に関する記事まとめ|随時更新

 

【終わりに筆者より】
平成30年度の介護報酬改定では、ご高齢者がその人らしく暮らせる「自立支援」へと大きく舵を切ろうとしています。

介護経営者専門サイト「リハプラン」では、これからも安定的な介護経営を実現するために必要な「個別機能訓練加算」についてのノウハウをご紹介します。個別機能訓練加算の算定にお悩みがあれば、ご気軽にご相談ください♬

 

著者プロフィール

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大屋 祐貴

リハビリ専門職(作業療法士)として、回復期リハビリテーション病院や救急病院、訪問リハビリに勤務し、医療・介護現場の幅広い分野を経験。現場のリハビリテーションを技術を高めるため研修会を立ち上げ、これまでに100名規模の研修会も開催された。現在は、「職種を越えたリハビリ介護を実現する」をテーマに、リハプランの専属ブロガーとして活躍中。作業療法士の専門性を活かして、介護事業所で算定できる加算・減算の中でも「個別機能訓練加算」について算定要件や計画書の書き方、機能訓練プログラムについて執筆している。

〜筆者の想い〜
通所介護事業所(デイサービス)の約8割は、リハビリ専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が不在のため、看護師や柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師が機能訓練を実施しているのが現状です。機能訓練指導員が、高齢者にあった最適な運動を提供するために必要なノウハウをわかりやすく解説します。

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