デイサービスの集客営業活動で新規利用者を増やす具体的な方法

デイサービス(通所介護)では営業や集客の戦略を立て、効果的なパンフレット、チラシ、ネットやホームページ・ブログ、パンフレット作成、チラシ配布、ポスティング、健康教室や交流会、ケアマネージャーを対象にデイサービスで勉強会を開催などの方法戦術で利用者を増やす活動をします。施設型の介護サービスと違い、在宅生活をするご利用者は入院などで一定数利用を中止するリスクを見込んで常に新規利用者獲得のために集客をしないとなりません。

簡単・安心の個別機能訓練加算ソフト「リハプラン」

デイサービスは、営業しないでもひっきりなしに利用者を紹介してもらえるのが理想ですが、通所介護施設がたくさんあり選択肢が多様化している中で、差別化され絶対的なブランドを地域の中で確立していくにはかなりの時間を要します。

この記事では、デイサービスの営業活動を行い新規利用者を獲得していくための具体的な方法について紹介していきます。

デイサービスの営業・集客のための戦略・作戦・戦術

戦略 デイサービスの営業・集客

デイサービスの経営をピラミッドに例えると、不変の理念や経営方針で最も重要なのは「戦略」です。集客や営業活動はデイサービスでの理想の運営、理想の経営を行うために必要なものではありますが、どんなシナリオがあるのかはっきりしていないと自施設の良さや、どんなご利用者が適しているかなどが打ち出せません。

作戦・戦術 デイサービスの営業・集客

デイサービスの集客や営業で、実際に集客営業活動を行なっていくオペレーションや方法です。デイサービスの集客を目的をするとしても、どのような戦術(方法)で営業活動を行うかで実際にご利用者を増やせるかは変わってきます。また、必ずしも管理者が伺うことがよいとは限らず、生活相談員やリハビリ専門職など適切な営業先に効果的な職種に行ってもらったり、得意不得意などを考慮してパンフレット、チラシ、ネットやホームページ・ブログ、パンフレット作成、チラシ配布、ポスティング、健康教室や交流会、ケアマネージャーを対象にした勉強会などいろいろな戦術を組み合わせて集客大作戦を立てましょう。

それでは、実際にデイサービスの集客や営業活動で使える具体的な方法について一つずつ紹介していきます。

 

デイサービスの営業や集客にネットやホームページ開設は効果的か

デイサービスの営業や集客にネットやホームページ開設は効果的か

介護以外の一般的な営業活動としては、飛び込み営業、電話営業、ダイレクトメールなどいろいろな方法がありますが、近年ネットでの集客はスタンダードになってきています。デイサービスでもブログやホームページなどは広報に有効な手段の一つです。

デイサービスの場合には、ケアマネージャーを通した取引であり、ケアマネージャーはいろいろな手段でデイサービスの特徴を調べています。その中にネットでの情報収集もあります。またご利用者の家族などもネットで地域のデイサービスの検索をする世代になってきています。デイサービスでの評判はネットでは得にくいですが、息子様や娘様などが自分の両親が利用するデイサービスを探す時にはスマホやパソコンで検索して候補を探すということは十分あり得ます。即効性はないかもしれませんが、行政の情報公開サービスの他にもネット上での施設の紹介を掲載していくことは長いスパンで見ると効果はあると思います
 

デイサービスのホームページやブログは検索キーワードを意識して

インターネットでの集客を考える時、デイサービスの場合は集客そのものと合わせて、サイトの中にパンフレットのように実際にデイサービスの利用に必要な情報をすべて掲載する方が良いです。

具体的には、営業時間、サービス提供時間、実際にご利用した時の1日の流れ、入浴・食事・設備・定員などの特徴、機能訓練やレクリエーションの例、電話番号、所在地、事業所番号などです

実際にあった例を紹介しますと、ケアマネージャーがデイサービスを探す時に、「〇〇市 デイサービス 麻雀」や「〇〇市 デイサービス 昼食 入浴有り」などで調べて、ヒットしたことから取引が始まったというケースがありました。

もしネットでの営業活動をお考えでしたら、デイサービスのページにアクセスして、運営や利用に関する情報が出てきた方が良いです。もし最新情報やブログ形式の情報を定期的に更新していく場合には、更新が滞ると不信感やずさんな印象を与える可能性もあるため、気をつけましょう

また、具体的に詳しく情報を紹介するのはいいことですが、利用条件を絞った内容を掲載すると営業的な視点ではお問い合わせをいただける範囲が狭まる可能性がありますいろいろな利用ケースがあり、ご利用者に合わせて柔軟なサービス提供を行なっているという印象を持たせる程度が適切な情報公開であると考えます。

デイサービスのホームページやブログには職員募集の求人効果・離職防止効果も

魅力的な施設であることをホームページやブログで紹介していると、そこで働いて見たい職員さんが「働きたいのですが、今募集していますか?」と問い合わせてくることが増えます。

また、働いているスタッフも「良い施設・良い職場で働いている」という気持ちで離職の防止に役立つことがあります。

【関連記事】

 

介護職の離職理由・離職率|働きやすい職場になるための対策方法

 

デイサービスのパンフレット作成は営業や集客に必要か

デイサービスの営業や集客でパンフレットは必要です。デイサービスのことを知ってもらうために、パンフレットを用意しましょう。

パンフレットとして情報がまとまっていると、デイサービスをご検討の方にケアマネージャーがそのパンフレットをそのままお渡しして見学などの提案をしやすくなります

もしパンフレットがないと、例えば営業時間や所在地、施設のコンセプトなど、毎回説明しないとならなくなり、ケアマネージャーもデイサービスも手間が増え非効率です。

パンフレットをご覧になるのは介護保険サービスを熟知している人ばかりではありませんので、デイサービスの写真や、デイサービスの1日の流れ、どんな職員がいるか、送迎のことなどまで詳しく掲載した方が良いです。

ケアマネージャーが「デイサービスってこんなところですよ!」とご利用を検討する方にそのまま渡して説明できるようなパンフレットが喜ばれます
 

デイサービスの集客でチラシ配布は効果的か

デイサービスの集客でチラシを配布することのある程度の効果はあります。チラシの配布での集客効果を高めるために意識するべきことは、ケアマネージャーや居宅介護支援事業所に施設のイメージを伝えることです。

例えばよくあるチラシの例を挙げると「新しくトレーニングマシンを導入しました!トレーニングできます!お気軽にお電話ください!」というハード面の内容です。

ケアマネージャーはご利用者のニーズベースで考えているため、マシンでトレーニングということと合わせて「下肢の筋力を効果的に鍛え、歩行安定や立ち上がりなどの安定に役立ちます!」という感じのADLや生活課題に絡めた効果を紙面に載せると、するっとケアマネにインプットされることがあります

ケアマネージャー的には、ケアプランの作成で生活課題(ニーズ)の文言に合わせて利用するサービスを決めていくので、その過程をフォローする形のチラシは効果的であると思います。

また、チラシの良いところは、居宅介護支援事業所で回覧したり、実際のご利用者に「こんなデイサービスはどうですか?」と手軽に拡散効果があることです。

デイサービスの新聞や広報誌を作る

デイサービスの最新情報や、活動報告として新聞や瓦版などの広報誌を作って定期的に情報発信していることが多くあります。デイサービスの新聞はご利用者のご様子や施設の雰囲気を伝えるもので対外的な意味もありますが、ご利用者にとっては思い出アルバムのようなもので、1ヶ月にどんなことをしたか振り返る材料にもなります。ご利用者も、自分や自分たちの身近な人が写っている新聞は話題性も抜群で、ご利用者同士での会話のタネになります。

【関連記事】

デイサービスの新聞作り ご利用者や家族・ケアマネに喜ばれる広報誌の作り方

デイサービスの集客でポスティングは新規獲得の成果が出るか

デイサービスの集客でポスティングは新規獲得の成果が出るか

デイサービスの送迎範囲に団地や高齢者向け住宅などがある場合などは、直接ご利用者に直接ポスティングするという方法もあります。介護保険サービスであるため誇大広告には配慮しないといけませんが、介護保険サービス自体あまりよく知らない潜在的な層に対してはリアクションが得られることもあります。要介護の認定を受けていないけど、デイサービスというものは気になっているという高齢者はいます。

ポスティングの統計的なリアクション率は0.3%ほどと言われていますが、1000枚ポスティングしたら3人リアクションがあるという計算です。300件チラシやフライヤーを入れたら1名くらい反応があるかもしれません。通所介護にとっては1名の利用者増加でも売り上げインパクトがあります。またもし団地などで良い評判が立てば芋づる式に利用者が増えるかもしれませんので試してみる価値はあります。
 

デイサービスを会場にして健康教室や交流会を開く集客方法

デイサービスを会場にして健康教室や交流会を開く集客方法

デイサービスの施設はもともと人が集まりやすい作りになっています。介護施設というイメージで足が遠のいている方もいるので、健康教室や地域の交流会などの意味合いでまずは足を運んでもらうということも効果的です。デイサービスのサービス提供時間には外部の方を招くことはできませんが、もし余力があれば例えば休日などに健康教室や交流会、デイサービス解放などを計画して、企画についてチラシなどで周知するということを行って成果をあげているケースもあります。
 

ケアマネージャーを対象にデイサービスで勉強会を開催して接点作る方法

ケアマネージャーを対象にデイサービスで勉強会を開催して接点作る方法

デイサービスのケアマネージャー向け勉強会を企画して、デイサービスのご利用者の送迎や業務が終了した後に開催して施設のことを知ってもらうという方法もあります。ケアマネージャーにとっても、デイサービスがどんなところなのかを実際に見てみたいという気持ちがあります。その時に、魅力的な勉強会などを抱き合わせているとしっかりと研修が行われているという印象と、顔が見える関係性を得られます。

 

新規利用者獲得にはデイサービスへの評判やイメージが大切

新規利用者獲得にはデイサービスへの評判やイメージが大切

デイサービスで新規利用者を獲得する方法をいろいろ紹介してきました。

紹介した内容は実際にデイサービスの営業シーンで活用できると思いますが、すべての方法に共通して言えるのは自分のデイサービスの良いイメージを植えつけられているかということを客観的に考えることです。

良いイメージとは、ご利用者のニーズに応えることや、ケアマネージャーの意図することを汲み取ってくれることなどです。自分の施設に興味を持ってもらうきっかけがチラシなどのツールであり、本当に新規利用者の獲得に繋がるのはひとりひとりのご利用者について、本人やケアマネージャーに寄り添って親身になって考えることです。デイサービスの集客施策のご参考になれば幸いです。

【関連記事】

デイサービスの営業方法・営業戦略とは?集客アップに役立つノウハウ

 

デイサービスの経営や運営は様々な視点から行っていくことが重要だといえます。これまでのやり方に加えて、稼働率アップさせるための営業戦略や、より業務効率化・生産性向上に貢献するITツールの導入などを検討していってもよろしいのではないでしょうか。

これら経営や運営に関する記事を一挙にまとめていますので、該当する記事を読んでいただき少しでも参考にしていただけたらと思います。

→→ 【完全保存版】デイサービス経営改善・運営・営業戦略・ITツール・実地指導・接遇に関する記事まとめ|随時更新

 

簡単・安心の個別機能訓練加算ソフト「リハプラン」 簡単・安心の個別機能訓練加算ソフト「リハプラン」

著者プロフィール

author

Rehab for JAPAN代表取締役社長。法政大学大学院(CSR専攻)卒業し、政策学修士を取得。作業療法士として、在宅介護(通所介護・訪問看護)や医療機関(救急)など現場経験をした後、株式会社Rehab for JAPANを創業した。主な書籍として『幸せな職場の作り方』ラグーナ出版、2014(共著)などがある。

~筆者の想い~
介護報酬マイナス改定や職員不足など介護経営は厳しい時代です。介護事業所を強くし、安定した介護経営をしていくためには業務効率化のためのIT導入や集客アップのための営業戦略、他社サービスとの差別化などが重要です。介護経営者様・管理者様向けに「介護経営のノウハウ」や「介護マネジメント」についてわかりやすく解説します。

デイサービスメソッドを無料プレゼント!

デイサービスメソッドは、リハプランで扱っているデイサービスのノウハウを体系的にまとめたもので、ご利用者を元気にするためのメソッドです。 7章構成となっており、介護士やリハビリ担当者がすぐに現場で使えるハウツーに加えて、マニュアルやリスク管理、営業等、デイサービスの管理運営に役立つコンテンツも入っています。