脳活性化リハビリテーション【音楽療法・芸術療法】について知ろう!

脳活性化リハビリテーションでは回想法が有名ですが、その中でも「音楽療法」「芸術療法」についてご紹介します。どの程度の効果があるかは未だ解明されていない部分もありますが、ご利用者様が音楽や芸術などの文化に触れる「当たり前」を一緒につくっていきませんか。

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脳活性化リハビリテーションに必要な「音楽療法」の効果とは

「音楽療法」は、好きな音楽を聴く、カスタネットやタンバリンなどの楽器を奏でる、歌に合わせて手をたたく、歌うなど音楽を通じて脳を活性化させるリハビリテーション法の一つです。

認知症の方に対して利用する場合は、楽器を演奏したり、手拍子をしたり、カラオケで歌ったり、当時に流行っていた歌を合唱したりと一緒に参加して頂くことが良いとされています。

音楽は、幼少期に歌った唱歌や若いころに流行した曲を選ぶと、回想法と同様に昔のことを思い出して、さらに脳を活性化させる効果も期待できます。

認知症フォーラム.com「認知症の基礎知識 音楽療法が脳を活性化させる」
2016年10月14日アクセス

家庭でも取り組める「音楽療法」とは

音楽は、一人ひとりの年齢や趣味や嗜好により異なります。そのため、その方の生育歴や音楽歴を調べ、思い出の曲を盛り込んだ曲を選定します。

認知症の方は、音楽を通して記憶が呼び起こされる効果が期待されています。また、食事量が増える、反応が良くなる、気持ちが落ち着いて笑顔が増えるなどの報告もあります。

家庭で取り組む場合は、特にルールはありません。CDなどを利用して曲を流したり、歌を唄ったりしましょう。

「音楽療法」の研究では…

後藤(2005年)によると「音楽療法は、打楽器を叩くなどの加療を行うことは、「言語」を使用して加療をするよりも導入がスムーズである。また、音楽のリズムに対して、ある一定の潜在記憶が存在するという証拠が得られ、音高や音色、拍節性などがその表象を形成する重要な要素であるという示唆を得ている」と報告しています。

このことからも、音楽療法を活用して受動的(手拍子や楽器を演奏)に参加していただくことで、記憶に対して脳を活性化させることが期待できるのではないでしょうか。

後藤靖宏「音楽認知における顕在記憶と潜在記憶の役割 」
2016年12月14日アクセス

脳活性化リハビリテーション「芸術療法」ってなに?

続いて芸術療法についてご紹介します。

芸術療法とは、絵画や造形活動を通じて行う脳活性化リハビリテーションの1つです。

ダンスなどの表現活動や創造行為、音楽、心理劇、詩歌、陶芸を総称して芸術療法と呼ばれています。芸術療法は身体疾患を中心に活用されていましたが、現在では精神疾患や知的障害の分野、高齢者を対象に幅広く活用されています。

さまざまな「学術療法」を実践しよう!

学術療法には様々な種類があります。以下にそれらをご紹介していきます。

1)絵画療法:画用紙などに自分の描きたい絵を自由に描きます。何を描いて良いか迷うような場合には、風景や家族といった、こころを投影しやすい課題を与えます
2)物語療法:童話や昔話などの物語を聞いたり、自ら物語を作り、こころを自由に表現します
3)コラージュ療法:貼り絵や陶芸、粘土細工をすることで、自然に自分の心を表現します
4)舞踏療法:自由にダンスを踊って頂くことで、こころを自由に表現します
5)心理劇療法:集団で劇を演じることで、こころを開放します
6)箱庭療法:決められたサイズの箱の中に好きなおもちゃや人形などを配置して自分の世界を表現します

「芸術療法」の効果は…

芸術療法の効果は、何かを創造したり、鑑賞したりすることによって、こころの深い部分を表現することができると言われています。

その結果、抑圧されていたり、傷ついていた心が解放され、本来のこころを取り戻すことが可能と言われています。また、芸術療法は単調な日常生活に活気を与え、ストレスの緩和にも役立つことができます。歌を唄ったり、劇を演じたりすることによって他者との一体感を持つことができ、孤独感の解消にも繋がります。

言葉でコミュニケーションをとる事が難しいうつ病や認知症の方の治療として活用されています。

1)心を表現
2)ストレス緩和
3)日常生活に活気
4)孤独感を解消

※表現の自由度が大きく不安感を抱かせてしまうこともありますので、配慮しながら行ってみてください。

いかがでしたか。今回は脳活性化リハビリテーションの1つでもある「音楽療法」「芸術療法」についてご紹介しました。
音楽療法や芸術療法は、活用される機会が増えてきています。しかし、科学的な根拠は未解決な部分も多くあります。私達もこちらのテーマに関して継続的に情報を追っていきます。正しい知識を学び、明日からでも是非取り組んでみてください。

皆様の毎日が充実した、輝かしい日々につながるよう、ご協力が出来ればと思っています。何かご相談などがありましたら、連絡お待ちしています。

 

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著者プロフィール

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リハビリ専門職(作業療法士)として、回復期リハビリテーション病院や救急病院、訪問リハビリに勤務し、医療・介護現場の幅広い分野を経験。現場のリハビリテーションを技術を高めるため研修会を立ち上げ、これまでに100名規模の研修会も開催された。現在は、「職種を越えたリハビリ介護を実現する」をテーマに、リハプランの専属ブロガーとして活躍中。作業療法士の専門性を活かして、介護事業所で算定できる加算・減算の中でも「個別機能訓練加算」について算定要件や計画書の書き方、機能訓練プログラムについて執筆している。

〜筆者の想い〜
通所介護事業所(デイサービス)の約8割は、リハビリ専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が不在のため、看護師や柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師が機能訓練を実施しているのが現状です。機能訓練指導員が、高齢者にあった最適な運動を提供するために必要なノウハウをわかりやすく解説します。

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