2020年05月29日更新

バランスディスクの効果と使用方法を一挙ご紹介!

バランスディスクは、バランスクッションやアジリティディスクなどと呼ばれ臨床現場でもよく活用されます。バランス強化を目的に使用することが多いですが、その他の目的にも十分効果を発揮します。今回はバランスディスクの効果と使い方をご紹介したいと思います。

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バランスディスクの効果と使い方について

バランスディスクは元々リハビリ用の医療器具であり、床の接地面を不安定にすることで、バランス能力や脊柱から骨盤帯(背骨から腰)までの体幹筋を賦活させる効果が期待されるアイテムです。

近藤らによると、バランスディスクは平地やバランスパッド上での立位に比べ、高いバランス能力が必要になることを示唆している。その他にも、バランスディスクを使用した運動療法後に歩行速度、起居動作速度、FRTなどの能力の向上なども報告されています。

バランスディスクは、使い方を理解すれば多種多様なトレーニングを行えます。
そこで今回は、バランスディスクを使用したトレーニング方法についてご紹介していきます。
 

【参考・引用文献】
近藤 篤「バランス能力の違いによる異なるバランスツール上での重心動揺の変化」
平成28年12月14日アクセス

 

バランスディスク×椅子に座ってできるトレーニング


まずは簡単な立ち上がり動作から実施していきましょう。

こちらの運動では、立ち上がりに必要な重心移動とバランス能力はもちろんのこと、接地面を不安定にすることで下肢・体幹筋力の向上にも効果が期待できます。

転倒のリスクを伴う運動でもあるため、環境設定や周囲の配慮には十分注意しましょう。

 

バランスディスク×バランス力を強化するトレーニング


続いてバランスディスク上での立位保持と足踏み運動です。

立位バランス能力や下肢の支持性の向上に効果があります。

転倒リスクを伴いますので、周囲環境や患者様の能力に合わせ十分注意しましょう。

 

バランスディスク×スクワットトレーニング


こちらの運動は、下肢筋力のトレーニングとして代表的なスクワット運動です。

接地面が不安定なため、バランスを保ちながら下肢筋力をトレーニングすることが出来ます。

ご紹介させて頂いた運動では、バランスディスクを1つ使用していますが、能力に応じて2つ使用していただいても構いません。

 

バランスディスク×床に座ってできるトレーニング

続いて体幹筋力を賦活する運動方法のご紹介です。

【活動する筋肉】
骨盤底筋群や脊柱起立筋、多裂筋、半棘筋、腹直筋、腹斜筋、腰方形筋、腸腰筋

【運動の目的】
姿勢や体幹筋力の賦活

【注意点】
骨盤帯の前後左右をしっかりと出すように意識しましょう。

 

まとめ

今回は臨床で使えるバランスディスクの効果と使用方法をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

臨床現場でよく使用する「基本動作」や「ADL動作」に繋がる運動方法を中心にご紹介していますので、デイサービスなどの介護施設での機能訓練にも活用できると思います。参考にして頂ければ幸いです。

今回ご紹介した内容以外にも、バランスディスクを使用した運動方法を多く取り揃えておりますので、興味のある方はそちらも合わせてご覧下さい。

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著者プロフィール

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大屋 祐貴

リハビリ専門職(作業療法士)として、回復期リハビリテーション病院や救急病院、訪問リハビリに勤務し、医療・介護現場の幅広い分野を経験。現場のリハビリテーションを技術を高めるため研修会を立ち上げ、これまでに100名規模の研修会も開催された。現在は、「職種を越えたリハビリ介護を実現する」をテーマに、リハプランの専属ブロガーとして活躍中。作業療法士の専門性を活かして、介護事業所で算定できる加算・減算の中でも「個別機能訓練加算」について算定要件や計画書の書き方、機能訓練プログラムについて執筆している。

〜筆者の想い〜
通所介護事業所(デイサービス)の約8割は、リハビリ専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が不在のため、看護師や柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師が機能訓練を実施しているのが現状です。機能訓練指導員が、高齢者にあった最適な運動を提供するために必要なノウハウをわかりやすく解説します。

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