すぐにはじめられる高齢者の体幹トレーニングをご紹介

明日からでもすぐに使える高齢者向けの体幹トレーニングをご紹介します。今回は、運動の中でも体幹トレーニングに重要な「大腰筋」「脊柱起立筋」のエクササイズとハムストリングスの柔軟性が低下している方のためのSLRの自主トレを中心にご紹介しています。

簡単・安心の個別機能訓練加算ソフト「リハプラン」

高齢者向けの体幹トレーニングに必要な要素とは

ご高齢者は体幹筋が加齢に伴い細く、弱くなることがわかっています。
特に大腿四頭筋や三頭筋、大臀筋、広背筋、脊柱起立筋、大腰筋が衰退化しやすいベスト5とされています。つまり、この筋肉群に効果のあるトレーニングを行う必要があるということになります。

この記事では、衰退化の予防目的に早い段階から取り組む必要のある「脊柱起立筋」や「大腰筋」の体幹トレーニングについてご紹介します。

大腰筋の運動中の機能について
平成28年10月17日

高齢者の体幹トレーニング|大腰筋から始めよう!

ご高齢者の体幹トレーニングで紹介するのが、「お尻歩き」のトレーニングです。特殊な道具を必要としない大腰筋トレーニングであり、円背傾向のご高齢者の姿勢改善に効果が期待できます。

【補足説明】
大腰筋の主な働きは、股関節の屈曲が中心ですが、わずかな外旋も行います。また、身体の中心に位置するインナーマッスルであることからも、姿勢や安定性にも大きく影響を及ぼします。

ヒト腸腰筋 (大腰筋, 腸骨筋) の筋線維構成について
平成28年12月1日

高齢者の体幹トレーニング|導入編

ご高齢者に体幹トレーニングを行おうとしても、お体の状態によって運動がうまくいかないことも多くあります。そこで先ほどの「お尻歩き」よりも、少し負荷を下げた大腰筋のトレーニングをご紹介します。
この運動は股関節の屈曲と外旋を伴う複合的な運動で、体幹トレーニングを本格的に始める前のオススメメニューです。主に円背傾向のご高齢者や膝に痛みのある方の関節運動として取り入れることも可能です。

高齢者の体幹トレーニング|骨盤調整編

ご高齢者の体幹トレーニングを行う上で忘れてはならないのでが骨盤調整です。骨盤の動きは股関節や胸椎の動きの結果であり、日常生活では骨盤を意識的に動かすことはありません。股関節の可動域が低下することにより、骨盤の動きが悪くなり不良姿勢になります。不良姿勢は腰痛や肩こりの要因の一つになりますので予防的に運動することが大切となります。

今回ご紹介する運動は骨盤のポジションを安定させ、股関節を動かすトレーニングをご紹介します。骨盤の位置と腰部分の骨、腰椎のコントロール能力を高め、正しい姿勢を促すことができます。

運動のポイントは呼吸を意識し、足を上げる際にしっかりと鼻から息を吸い、下ろす時にゆっくりと息を吐きます。
また、骨盤が後傾しやすくなりますので「骨盤」と「呼吸」を意識して指導しましょう。
股関節や膝関節の位置感覚を養い、コントロール力を上げるためのトレーニングとしても最適なトレーニングとなります。是非運動処方に取り入れてみてください。

高齢者の体幹トレーニング|セラバンド編

さらに運動強度を上げる場合にはセラバンドを使用します。

こちらの運動では、股関節や腰部へ負担が加わりますので注意して指導していきましょう。

高齢者の体幹トレーニング|パピーポジション

ご高齢者の体幹トレーニングで重要な腹筋群の強化方法としてパピーポジションという運動をご紹介します。実際の臨床現場では、骨粗鬆症をはじめ、各種腰痛体操として用いられています。この運動は主に背中の筋肉を緩め、腹横筋などの体幹のインナーマッスルの筋力アップの効果が期待できます。

腹臥位における体幹伸展動作時の筋活動の比較
平成28年10月17日

高齢者の体幹トレーニング|ハムストリングスストレッチ

高齢者の体幹トレーニングを実施するためには、姿勢コントロールが重要であることを前述しました。特に股関節周辺においてはハムストリングスの柔軟性が低下し骨盤後傾、猫背の方を多くいらっしゃいます。もちろん円背は骨粗鬆症の影響もあるのですが、ハムストリングスの抵抗感を評価しながら運動に臨んで頂ければと思います。
尚、著しく可動域制限がある方はSLRもしくはタオルを使ったトレーニングをお勧めします。

 

デイサービス・機能訓練指導員が活用できる「リハビリ体操・運動」関連の記事を一挙にまとめました。状況に合わせてうまく活用していただけたら嬉しく思います。記事が増えていけば随時更新していきます。

→→ 【完全保存版】デイサービス・機能訓練指導員が活用できる高齢者のためのリハビリ体操・運動まとめ|随時更新

 

簡単・安心の個別機能訓練加算ソフト「リハプラン」 簡単・安心の個別機能訓練加算ソフト「リハプラン」

著者プロフィール

author

リハビリ専門職(作業療法士)として、回復期リハビリテーション病院や救急病院、訪問リハビリに勤務し、医療・介護現場の幅広い分野を経験。現場のリハビリテーションを技術を高めるため研修会を立ち上げ、これまでに100名規模の研修会も開催された。現在は、「職種を越えたリハビリ介護を実現する」をテーマに、リハプランの専属ブロガーとして活躍中。作業療法士の専門性を活かして、介護事業所で算定できる加算・減算の中でも「個別機能訓練加算」について算定要件や計画書の書き方、機能訓練プログラムについて執筆している。

〜筆者の想い〜
通所介護事業所(デイサービス)の約8割は、リハビリ専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が不在のため、看護師や柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師が機能訓練を実施しているのが現状です。機能訓練指導員が、高齢者にあった最適な運動を提供するために必要なノウハウをわかりやすく解説します。

デイサービスメソッドを無料プレゼント!

デイサービスメソッドは、リハプランで扱っているデイサービスのノウハウを体系的にまとめたもので、ご利用者を元気にするためのメソッドです。 7章構成となっており、介護士やリハビリ担当者がすぐに現場で使えるハウツーに加えて、マニュアルやリスク管理、営業等、デイサービスの管理運営に役立つコンテンツも入っています。

リハプランについての資料請求、ご質問など
なんでもご相談ください。

必須会社名・所属団体名
必須お名前
必須電話番号
任意メールアドレス
任意自由記入欄