科学的介護推進体制加算のケアプランへの位置づけや変更方法

介護保険法

科学的介護推進体制加算

更新日:2022/11/15

デイサービスをはじめとした介護施設において科学的介護推進体制加算を算定する際、「ケアプランへの位置づけはどうするの?」「どこに何を記入すればよいの?」そんな現場レベルの疑問は解消されていない状態です。そこで今回は、科学的介護推進体制加算を算定した場合のケアプランへの位置づけや記入例などを解説していきます。  

令和3年の介護報酬改定によって新たに導入された科学的介護推進体制加算の算定にあたっては、LIFEへの情報提出と分析されたフィードバックを活用し、必要に応じて通所介護計画を見直すことが求められています。

しかし、居宅介護支援に関連する加算が創設されなかったこともあり、ケアマネジャーの関心はあまり高まっておらず、ケアプランへの位置づけはあいまいな状態といってよいでしょう。

「科学的介護推進体制加算を算定する場合、ケアプランへの位置づけはどうするのか?」といった現場レベルの疑問は解消されていない状態です。

そこで今回は、科学的介護推進体制加算を算定した場合のケアプランへの位置づけや記入例などを解説していきます。

科学的介護推進体制加算はケアプランへの位置づけは必要?

必要に応じて修正するのがベター

科学的介護推進体制加算は、加算の算定において「ケアプラン(一般的にケアプランと呼ばれることの多い居宅サービス計画第2票)に位置づけることは必須ではありません。ただし、PDCAサイクルを通じて通所介護計画の見直しが生じた場合は、必要に応じてケアプランを修正します。

つまり、デイサービスで通所介護計画が見直された場合はケアプランも修正されているのが自然な形ということです。

「必須ではないが修正が望ましい」という表現はあいまいな印象を受けるかもしれません。また、デイサービスの担当者もケアマネジャーも「結局どうするのがベストなのか」が分かりづらい表現でもあります。

そこで次章からは、ケアプランへの位置づけを前提とした例を紹介していきましょう。

科学的介護推進体制加算をケアプランに位置付けるには?

ケアプランとは?

一般的に「ケアプラン」と呼ばれているのは主に「ケアプラン1票〜3票」のことです。

そもそもケアプランとは「要支援・要介護の認定を受けた人が介護サービスを利用するための計画書」のことを指します。介護サービスを利用する場合はケアマネジャーにケアプランの作成を依頼する必要があり、一般的にはケアプランなしに介護サービスを利用することはできません。

ケアプランは、ケアマネジャーが生活目標を設定し、その目標達成に必要な介護サービスや本人・家族の取り組みを書くものです。

ケアプランへの位置づけ

ケアプランに書いてないから加算が取れないということはありませんが、そもそも介護給付はケアプランに基づくものです。

なので、科学的介護推進体制加算を算定するのであれば、介護サービスを記載する「ケアプラン第3票」に具体的な支援サービス内容の記載が必要です。

ケアマネジャーとのコミュニケーションがカギ

では、ケアプランに科学的介護推進体制加算を位置づけるにはどうすればよいのでしょうか。

前述したように、加算についてケアマネジャー主体で記載することはありません。ここでカギになるのはケアマネジャーとのコミュニケーションです。

科学的介護推進体制加算の算定を目指す事業所は、担当のケアマネジャーに対して、科学的介護推進体制加算の重要性や必要性について説明を行い、同意を頂く必要があります。

科学的介護推進体制加算の算定要件や重要性については、別記事でまとめていますので、合わせてご参照ください。

▶科学的介護推進体制加算の算定要件とは?LIFEへの提出頻度や記入例

ICTの利活用でサービスの質と業務効率を同時に高める

2024年の医療介護同時改定では、団塊世代の高齢化を見据え、自立支援を中心とした科学的介護の実現、そしてアウトカムベースの報酬改定に向けて変化しようとしています。

このような時流だからこそ、より一層利用者さまの自立支援に向けた取り組みが重要になります。しかし、個別機能訓練加算をはじめとした自立支援系の加算やLIFE関連加算の算定は、売上アップも見込めるとはいえ、リハビリ専門職の不在や現場負担の問題で取り組みが難しいと考える事業所も多いのではないでしょうか?

その解決策の1つが「介護現場におけるICTの利用」です。業務効率化の意味合いが強い昨今ですが、厚生労働省の定義では「業務効率化」「サービスの質向上」「利用者の満足度向上」の達成が目的であるとされています。

業務効率化だけでなく、利用者一人ひとりの生活機能の課題を解決する『デイサービス向け「介護リハビリ支援ソフト」』を検討してみませんか?

この記事の著者

リハプラン編集部   

記事内容については、理学療法士や作業療法士といった専門職や、デイサービスでの勤務経験がある管理職や機能訓練指導員など専門的な知識のあるメンバーが最終確認をして公開しております。

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