安定したデイサービスの経営は「稼働率」がキーポイント
運営ノウハウ
2023/02/01
運営ノウハウ
評価
更新日:2022/02/24
アンダーソンの運動中止基準や、日本リハビリテーション学会診療ガイドラインで積極的なリハビリテーションを実施しない場合というリスク管理項目を知っているでしょうか?運動療法は非常に効果的ではありますが、誰にでもとにかく運動を提供すればいいというわけではありません。デイサービスで働く機能訓練指導員の方は、この記事で紹介する「アンダーソンの運動基準」を理解しておくと、ご利用者さんへのリスク管理をしっかり行うことができます。
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この記事の目次
デイサービスに通われる方の中には、高血圧症の方も多いと思います。また、心疾患を患っている方や既往に心疾患がある方も非常に多いです。
そんな中、機能訓練で多くの方に体操や運動を指導する機能訓練指導員の方も多いかと思います。ですが、冒頭に述べたように、誰にでも同じような運動がいいわけではなく、しっかりとリスク管理をした上で運動を提供する必要があります。
今回この記事では、機能訓練指導員の方に向けた「アンダーソンの運動基準」及び「日本リハビリテーション学会診療ガイドライン」をもとにデイサービスでの機能訓練でどう活かしていくべきかお伝えして参ります。
ここまで、アンダーソンの運動基準について記載しました。
少し難しい部分もあるかもしれませんが、まず何より重要なのが「情報収集」です。デイサービスに通われる際、ケアマネージャーから情報を得ていると思いますが、運動の中止基準や現病歴・既往歴のことをしっかりと聞いておくことが大事です。
この情報があるかどうかでリスク管理をしながら機能訓練をすすめていくことができるはずです。情報は少ないよりも多い方がいいですし、特にデイサービスでは医療情報が少ないので、なるべく多くの情報を拾っておくことが望ましいです。
続いて、以下に「日本リハビリテーション学会診療ガイドライン」の内容についてご説明します。
アンダーソンの運動基準と比較して違う部分は、
ここが追記されています。
その他、「途中で運動を中止する場合」・「一時中止し、回復を待って再開する」についてはアンダーソンの運動基準と変わりありません。
ここに加えて、日本リハビリテーション医学会では以下の項目(その他の注意が必要な場合)を追加しています。
文中にも書きましたが、まずは情報をしっかりと拾い上げることです。
その他は、
これらは必ずチェックしている項目だと思うので、常時意識しておくことが重要です。また、食欲や食事(水分)摂取量、下肢の浮腫、その日の体調(めまいや倦怠感など)がいつもと比較して違いがあるのか。
等々、この辺の状態を意識して確認しておくとリスク管理ができるようになるはずです
今回この記事では、機能訓練指導員の方に向けて、アンダーソンの運動基準・日本リハビリテーション医学会の内容をもとに「運動の中止基準」についてご説明させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
機能訓練を担っていて、この時は運動してもいいのか?やらないほうがいいのか?このような状況というのは比較的あるのではないかと思います。そうなった場合、この記事を参考にしていただき、主治医などにも情報提供をしっかりとしてもらうようにしてください。
少しでも参考になれば幸いです。それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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