興味関心チェックシートとは?活用方法と記入例【様式ダウンロードあり】

介護保険法

個別機能訓練加算

更新日:2023/01/12

【令和3年報酬改定対応】デイサービス(通所介護)で個別機能訓練加算を算定する上で、利用者の日常生活等やニーズについて把握する方法として活用することが示されている興味関心チェックシート。今回は、シートの目的・活用方法・記載例をご紹介します。

興味関心チェックシートの目的や活用方法を知っていますか?実は、個別機能訓練のプログラムを検討する上で、とても重要な役割を担っています。令和3年の介護報酬改定では、利用者の自立支援・重度化防止の取組の推進を求める内容が打ち出されました。興味関心チェックシートを適切に活用し、利用者の社会自立の実現を目指す一助として、ぜひこの記事をお役立てください。

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興味関心チェックシートとは

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興味関心チェックシートとは、通所介護で個別機能訓練加算を算定する場合に、利用者の日常生活や社会生活等について、現在行っていることや今後行いたいこと(ニーズ・日常生活や社会生活等における役割)を把握するために活用することと示されたシートです。

通所介護では、個別機能訓練加算を算定する場合に「居宅訪問」が必須となり、その際の情報収集として厚生労働省は「生活機能チェックシート(旧:居宅訪問チェックシート)」を活用することを提示しています。居宅訪問の際に興味関心チェックシートを行うことは示されてはいません。

興味関心チェックシートの目的

医療や介護現場では、治療計画やサービス計画の立案として本人の希望や要望を聴取します。しかしながら、急に「どんなことがしたいですか?」と問われても、今したい目標はすぐにはでてきません。そんなときに、本人が持つ興味や関心を引き出すための「興味関心チェックシート」が役立ちます。

興味関心チェックシートを活用して情報取集を行うことで、個別機能訓練計画書の目標をより具体的に立案できるようになります。

興味関心チェックシートの活用方法

興味関心チェックシート

興味関心チェックシートの評価項目には、日常生活や家事動作、趣味、スポーツ、社会参加などがあります。活用方法は至ってシンプル。それぞれの項目に対して本人が「している」「してみたい」「興味がある」の3つに「○・×」を付けていくだけです。

興味関心チェックシートの具体的な使い方は厚生労働省からは示されていません。活用方法は、一般社団法人日本作業療法士協会が示している方法がありますので、日本作業療法士協会が作成したパンフレットをご参考ください。

興味関心チェックシートの活用場面について

興味関心チェックシートの活用場面は、デイサービスの個別機能訓練計画書を作成する場面です。具体的には、個別機能訓練計画書の長期目標や短期目標を立案する前の「本人の希望」に関して、興味・関心チェックシートが活用できます。

趣味や社会参加への「興味」や「希望」「目標」は、情報収集するのが難しい内容です。そのため、興味関心チェックシートを活用して利用者様の「趣味・嗜好」「社会参加への意欲」などを新たに発掘して、介護現場での目標設定に活用していくことができます!

厚生労働省からも個別機能訓練計画書を作成する前の評価方法として推奨されています。

加算算定にあたっての目標設定・個別機能訓練計画の作成

ア 利用者の社会参加状況やニーズ・日常生活や社会生活等における役割の把握、心身の状態の確認

機能訓練指導員等は、個別機能訓練の目標を設定するにあたり、以下の①~④により、利用者のニーズ・日常生活や社会生活等における役割の把握及び心身の状態の確認を行う。

① 利用者の日常生活や社会生活等について、現在行っていることや今後行いたいこと(ニーズ・日常生活や社会生活等における役割)を把握する。これらを把握するにあたっては、別紙様式、別紙様式3-1の興味・関心チェックシートを活用すること。またあわせて、利用者のニーズ・日常生活や社会生活等における役割に対する家族の希望を把握する。

出典:通所介護及び短期入所生活介護における個別機能訓練加算に関する事務処理手順例及び様式例の提示について令和 3 年3月 16 日

​​興味関心チェックシートの記入例

興味関心チェックシートは、チェックがあった項目について、いつ・どこで・誰と・どんなふうに・どの程度 「しているのか」「してみたい」のかなどを確認します。

興味関心チェックシートの記入例

チェックを通して「機能訓練の手がかりを探すこと」が目的の一つ。例えば、ここでチェックされている「ボランティア」を掘り下げてお聞きすることで、本人の意欲が湧きやすく、かつ日常生活上で活性が上がりそうな内容を検討することができるようになります。

生活機能チェックシートについて

興味関心チェックシートの他に、合わせて知っておいていただきたいものに「生活機能チェックシート」があります。

生活機能チェックシートは、対象者が自宅でお困りの「寝返り、立ち上がり・起き上がりなどの基本的な動作」「食事・排泄・入浴・更衣などの日常生活動作」「調理・洗濯・掃除・階段昇降などの応用動作」を評価するシートです。このシートを活用することで「今現在している生活」や「環境の問題点」を把握することで生活状況や環境を把握することができます。また、生活環境においての問題点などもチェックすることで、個別機能訓練計画書や通所介護計画書において、より実践的な「目標」と「機能訓練」を提示することができるようになります。

より具体的な計画書作成のために興味関心チェックシートの活用を

今回は、個別機能訓練加算を算定する上で活用することが示されている興味関心チェックシートの目的や活用方法・記載例についてまとめてご紹介しました。

個別機能訓練加算を算定する場合は、利用者様の身体状況や生活状況に合わせた、より具体的な計画を個別機能訓練計画書として作成しなければなりません。そのためには、興味関心チェックシートなどの評価指標を活用して情報収集することが最大のポイントとなります。

ぜひ、皆様も興味関心チェックシートを活用してより具体的な計画書作成に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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ICTの利活用でサービスの質と業務効率を同時に高める

2024年の医療介護同時改定では、団塊世代の高齢化を見据え、自立支援を中心とした科学的介護の実現、そしてアウトカムベースの報酬改定に向けて変化しようとしています。

このような時流だからこそ、より一層利用者さまの自立支援に向けた取り組みが重要になります。しかし、個別機能訓練加算をはじめとした自立支援系の加算やLIFE関連加算の算定は、売上アップも見込めるとはいえ、リハビリ専門職の不在や現場負担の問題で取り組みが難しいと考える事業所も多いのではないでしょうか?

その解決策の1つが「介護現場におけるICTの利用」です。業務効率化の意味合いが強い昨今ですが、厚生労働省の定義では「業務効率化」「サービスの質向上」「利用者の満足度向上」の達成が目的であるとされています。

業務効率化だけでなく、利用者一人ひとりの生活機能の課題を解決する『デイサービス向け「介護リハビリ支援ソフト」』を検討してみませんか?

この記事の著者

リハプラン編集部   

記事内容については、理学療法士や作業療法士といった専門職や、デイサービスでの勤務経験がある管理職や機能訓練指導員など専門的な知識のあるメンバーが最終確認をして公開しております。

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