デイサービスの機能訓練指導員の仕事内容・特徴・給料
現場ノウハウ
2024/04/16
現場ノウハウ
評価
更新日:2024/04/15
握力測定は握力計で簡単に検査でき、他の筋力検査とも相関が高いため、高齢者の筋力を把握するのに大変便利です。医療・介護現場で握力測定を行うスタッフの方は、握力測定の基礎知識を知っておくとよいでしょう。この記事では、握力の測定方法と成人から高齢者までの平均値をご紹介しています。
→科学的介護ソフト「Rehab Cloud」は2024年度の介護報酬改定に対応!
→無料研修会「ついに始まる2024年度介護報酬改定 全貌を一気に解説!」
この記事の目次
▶科学的介護ソフト「Rehab Cloud」は2024年度の介護報酬改定に対応!
握力測定は、最大筋力を知る方法としても最もよく知られている測定方法の一つで、スポーツテストだけでなく、医療・介護現場の筋力測定としても活用されています。
▶身体機能を向上させるなら科学的介護ソフト「Rehab Cloud(リハブクラウド)」
【日本の握力の平均値(平成26年度)】
日本(平成26年度)における年齢別の握力の平均値をご紹介します。
▶︎PDFのダウンロードはこちらから
※握力の平均値の全体を見てみると、男性の平均値は「35〜39歳」をピークに低下、女性の平均値は「45〜49歳」をピークに低下していることが分かります。
高齢者の握力の平均値は、若年者と比較すると下がっています。(以下は、文科省を元にした目安値です)
前期高齢者(65歳〜74歳)の握力測定結果の平均値
男性 38.62kg 女性 24.35kg
後期高齢者(75歳〜)の握力測定結果の平均値
男性 35.02kg 女性 22.34kg
あなたの握力測定の結果は、平均値を上回ることができましたか?
参照:文部科学省「平成26年度体力・運動能力調査結果の概要及び報告書について」(平成29年9月2日アクセス)
正しい握力測定の仕方についてご紹介します。上図のようなグリップ幅を調節できる握力計が一般的です。今回は、こちらの握力計の測定方法のポイントをご紹介します。
▶身体機能を向上させるなら科学的介護ソフト「Rehab Cloud(リハブクラウド)」
握力測定の基本ルールは、左右2回ずつ測定します。左右それぞれの握力の高い値を選びます。
参照:TOEI LIGHT「握力計」(平成29年9月2日アクセス)
握力は、なぜ測定する必要があるのでしょうか?ここでは、握力測定のメリットや測定の結果から分かることについてご紹介します。
【握力測定のメリット】
握力は、医療や介護現場においても測定します。特に、ご高齢者の握力測定は、ただ身体能力を評価するだけではありません。ご高齢者の握力測定は、全身の筋力の低下が著した虚弱高齢者である「サルコペニア」を判断する評価方法として重要とされています。
NILS-LSA(国立長寿医療研究センター)の長期縦断疫学研究によると、サルコペニアの簡易基準として以下の方法を規定しています。
人の筋量は、40歳前後から徐々に減少していきますが、特に高齢者においては、年間に5%以上も減少するとも言われており、日本の75歳以上の方の約22%は、サルコペニアとされています。握力を定期的に測定することで、この虚弱の早期発見することができるのです。
【関連記事】 ・サルコペニアと栄養の評価の基礎知識|高齢者の運動指導者は必須! サルコペニアについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事がオススメです。 ・高齢者の平均体重から分かる肥満や低体重!BMIの計算方法と標準値 ご高齢者の平均体重、BMIの計算方法とBMI数値から判断できる肥満や低体重について簡単にご紹介します。 |
今回は、握力の測定方法と成人から高齢者までの握力の平均値をまとめました。
ここまでご紹介したように握力は、全身の筋力と相関が高いといわれる簡易な検査です。成人の身体測定としての測定だけでなく、ご高齢者の筋力検査としてもぜひ活用していきましょう。
デイサービス運営において必要な「評価・測定」について、一挙にまとめていますので、必要に応じて活用していただければと思います。
→→ 【完全保存版】デイサービスで活用できる評価・測定に関する記事まとめ|随時更新
リハビリ・LIFE加算支援の決定版「リハプラン」と記録、請求業務がスムーズにつながり、今までにない、ほんとうの一元管理を実現します。
日々お仕事をするなかで、「介護ソフトと紙やExcelで同じ情報を何度も転記している」「介護ソフトの操作が難しく、業務が属人化している」「自立支援や科学的介護に取り組みたいが余裕がない」といったことはありませんか?
『科学的介護ソフト「Rehab Cloud(リハブクラウド) 」』なら、そういった状況を変えることができます!
ぜひ、これまでの介護ソフトとの違いをご覧頂ければと思います。
リハブクラウドでは、デイサービスの方向けに無料のメールマガジンを配信しております。日々のお仕事に役立つ情報や研修会のお知らせなどを配信します。ぜひメルマガ購読フォームよりご登録ください。