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症状・病気
更新日:2022/02/25
介護の現場では、アザや内出血、乾燥、痒み、発赤などのご高齢者の皮膚トラブルをよく目にします。このようなご高齢者の皮膚の問題に対して、私たちスタッフはどのような対応を行えばよいのでしょうか?そこで今回は、現場で目にする皮膚トラブルのチェック方法から原因・対策方法までまとめてご紹介します。介護スタッフの基礎知識として把握しておきましょう。
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この記事の目次
日頃から私たち介護スタッフが対応しているご高齢者の皮膚は、アザがあったり、乾燥していたりとさまざな症状があります。
まず、私たち介護スタッフが行うことは、高齢者の起こりすい皮膚トラブルをチェックすることです!
ご高齢者の皮膚トラブルをチェックする場合は、肌の露出が多い入浴中やトイレの時にすると利用者様に精神的な負担もなく自然でよいでしょう。
ここからは、ご高齢者の皮膚トラブルについて、その原因と対策方法を考えていきましょう。
ご高齢者の肌のカサカサ(乾燥)の原因は、皮脂の分泌量の低下にあります。女性では40代、男性では50代以降に著名に低下してきます。
皮脂の分泌量が減ると、刺激に弱くなり保水力が低下するため、弾力を保つコラーゲンの生成も不活発になります。そのため、皮膚の弾力が失われ、シワができたり、肌がカサカサしてしまうのです。
ご高齢者の肌のトラブルとして皮下出血や皮膚剥離(はくり)の原因は、加齢に伴い、皮の細胞が減少して代謝機能・免疫細胞が衰えるため真皮・表皮の厚みが薄くなることにあります。さらに、毛細血管も破れやすくなります。そのため、軽く掴んだりした刺激が薄くなった皮膚を通じて奥まで達しやすく、毛細血管が破れて内出血(あざ)を起こしやすくなるのです。また、抗凝固剤やステロイド剤を服用されている場合は、内出血を起こしやすくなるため注意が必要です。
そのほかにも、糖尿病や肝機能障害などの疾患が潜んでいる場合もあります。その際は、医師や看護師に確認するようにしましょう。
一般的に痒みがある場合、乾燥やアトピー性皮膚炎などを連想します。しかしながら、ご高齢者の皮膚トラブルとして痒みがある場合の原因は、「疥癬(かいせん)」が考えられます。
疥癬は、免疫機能が低下している場合に感染しやすくなります。そのなかでも「角化型疥癬」は、極めて小さなダニ(ヒゼンダニ)が皮膚の角質に寄生することで、人から人へと感染する病気です。
参照:公益社団法人日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「疥癬(かいせん)」(2016年11月26日アクセス)
ご高齢者の皮膚の痛みや赤みの原因として、「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」と「丹毒(たんどく)」があります。
蜂窩織炎は、皮膚の深層から皮下脂肪組織にかけて起こる化膿性感染症です。始めは、広範囲に赤く硬くなって腫れ、熱感と痛みをもちます。その後は、発熱や関節痛を伴うこともあります。
丹毒は、皮膚の浅い層の化膿連鎖球菌の感染によって起こる皮膚細菌感染症です。特に、高齢者や免疫力の低下した方に多く発症します。
ご高齢者の皮膚の状態は、利用者様から報告されない限り日常生活の中ではなかなか目が行き届きません。そのためご高齢者の皮膚トラブルは、服を脱ぐ場合の脱衣所やトイレの場面で発見することがほどんどです。つまり、利用者様と一番身近に接している「ケアスタッフの目」が大切になるのです!
みなさんが、皮膚トラブルを早期に発見し、医師や看護師に報告することで早期に対応でき完治もしやすくなります。そんなサービスができる事業所は、家族も安心して利用者様を送り出すことができます。
最後までご覧いただきありがとうございます。ご高齢者の皮膚トラブルの原因と対策方法は理解していただけましたか?
私たちスタッフが常日頃からご高齢者の皮膚状態に「気配り」「目配り」をするだけでなく、皮膚状態の変化をメモやカルテに記載し、変化を早期に発見することが重要になります。
これからもご利用者様が安心して生活できるように支援していきましょう!
2024年の医療介護同時改定では、団塊世代の高齢化を見据え、自立支援を中心とした科学的介護の実現、そしてアウトカムベースの報酬改定に向けて変化しようとしています。
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