安定したデイサービスの経営は「稼働率」がキーポイント
運営ノウハウ
2023/02/01
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更新日:2022/02/17
2015年の半年間で介護施設の送迎車が関係している交通事故は「122件」と報告されています。他人事のように聞こえるあなたは要注意です!通所介護(デイサービス)や通所リハビリなどは、ご利用者様の送迎は必須であり、交通事故以外にも多くの注意点があります。そこで今回は、介護現場の送迎の注意点について詳しくご紹介します。
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この記事の目次
2015年の半年間の調査によると、介護施設の送迎車が関係している交通事故は「122件」であったと報告されています。デイサービス(通所介護)や通所リハビリなどの通所介護系サービスでは、ご利用者様の送迎のほどんどを職員で行っています。
皆様の介護事業所の送迎は大丈夫でしょうか?
「送迎前のチェックポイント」「夕方の送迎の注意点」「夕方の送迎の注意点」をご紹介します。
ではまず、デイサービス(通所介護)の送迎前のチェックポイントをご紹介します。
※1つでも当てはまる方は要注意です!送迎のどのようなところに気をつけるべきなのか、以下の注意点を読んでください。
それでは、デイサービス(介護現場)の送迎の中でも「朝の送迎」の注意点についてご紹介します。
お酒の分解は体重約60kgの成人男性の場合で、1合(約20g)あたり約3~4時間、2合で6~7時間、3合で9~10時間、4合で12~13時間ほどかかるとされています。
8時30前後に送迎がある場合は、「合計2合」程度のお酒を「夜0時」には止めることになります。ビクッとしたあなたは要注意です。
朝は通勤ラッシュもあり、車が混雑しています。送迎の時間に間に合わず焦ってしまうことも多いので余裕をみて早めの出発を心がけましょう。
仕事着に着替えると忘れてしまいがちなものに免許書があります。免許書を持参せずに運動することは絶対にあってはなりません。
さらに忘れることが多いのは、携帯電話です。送迎はスタッフが1人のことも多いのでご利用者様の急変時など携帯電話は必需品です。
見過ごしがちなのは、送迎車の後部座席です。ご利用者様が直接座り目のつく後部座席は念入りに掃除しておきましょう。
送迎はご利用者様だけでなく、ご家族や外部との関わりがあります。公用車は会社の看板を背負って走っているので、いつどこで誰がみているかわかりませんよ。
次に、デイサービス(介護現場)の送迎でも帰りに送り届ける「夕方の送迎」の注意点についてご紹介します。
昨晩の睡眠不足、日中の仕事の疲れが溜まった夕方の送迎では停車中に眠気も強くなりますので要注意です。
夕方の送迎では、夕日が眩しく運転しづらくなります。特に冬場は夕暮れが送迎時間に重なることも多いのでサングラスなどを持参するようにしましょう。
秋から冬にかけて夕暮れ時がはやく辺りが暗くなると視覚の認識が落ちます。
交通事故綜合分析センターによると、16〜20時の死亡事故が増加していると報告されています。スピードを落として安全運転を心がけて下さい。
ご利用者様にも注意を払い、車や歩行者にも注意を払う送迎スタッフは危険が隣り合わせです。日頃から忙しい介護スタッフですので帰りの送迎で気を抜かないように注意してくださいね。
ここで介護の送迎についての豆知識をご紹介します。
「デイサービスの送迎中(ご利用者様を自宅までの介助中)に切符を切られるのか」についてです。
送迎での切符を切られない方法の1つに「駐車許可申請書」の申請があります。
介護事業所で「駐車許可申請書」の申請が提出されているか確認しておくことも安心して送迎できるポイントの1つです。
※但し、通常の交通ルールの「交差点や横断歩道の5m手前の駐車は切符を切られますのでご注意下さい。
【内容】
駐車禁止場所のうち、署長が指定した日時、場所(無余地となる場合は除く)に駐車が可能になります。
【申請先】
駐車禁止場所を管轄する警察署の交通課交通総務係 に申請します。
【該当例】
冠婚葬祭や引越し、訪問看護、訪問介護等に使用中の車両が該当します。※公共交通機関の利用では申請は困難です。周辺に駐車場がない等やむを得ない理由により駐車しなければならない場合に限ります。
その他に、「駐車禁止除外(道路交通法第4条第2項)」などもありますが、こちらは救急車両や身体障害等で歩行が困難な方が申請する内容となっています。
ここまで通所介護の送迎でのチェックポイントや注意点についてご紹介しました。
ここで改めて皆様に理解しておいていただきたいのは「通所介護の送迎もサービスの一貫」ということです!
そのためには、送迎中にご利用者様に楽しんで頂けるよう「音楽」や「会話のテーマ」を事前に検討しておくのも良いでしょう。
例えばこのような方法もありますので、参考にしてみてください。
(例)音楽をかける ラジオの音楽番組のように、ご利用者様に事前に聞きたい曲を聞いて「ペンネーム◯◯様からいただきました。本日の曲は◯◯です」などとラジオをイメージして盛り上げる(例)会話のテーマを決める 「今日の笑顔ポイント」など振り返りテーマを設けることで1日の振り返りの話をしてみてはいかがでしょうか。 |
通所介護の送迎中は、施設内よりも「家族」や「外部」との関わりが多くあります。
送迎中に家族に合った際は、一言でよいのでご利用者様の今日の出来事を添えてお伝えするとデイサービスでの様子がわかり非常に喜ばれ、安心されます。
【最後に筆者より】
通所介護での送迎は、ご利用者様にも注意を払い、車や歩行者にも注意を払う送迎スタッフは危険が隣り合わせです。今回の注意ポイントを参考にし、安全な送迎をしてくださいね。
明日も安全運転で、いってらっしゃいませ!
2024年の医療介護同時改定では、団塊世代の高齢化を見据え、自立支援を中心とした科学的介護の実現、そしてアウトカムベースの報酬改定に向けて変化しようとしています。
このような時流だからこそ、より一層利用者さまの自立支援に向けた取り組みが重要になります。しかし、個別機能訓練加算をはじめとした自立支援系の加算やLIFE関連加算の算定は、売上アップも見込めるとはいえ、リハビリ専門職の不在や現場負担の問題で取り組みが難しいと考える事業所も多いのではないでしょうか?
その解決策の1つが「介護現場におけるICTの利用」です。業務効率化の意味合いが強い昨今ですが、厚生労働省の定義では「業務効率化」「サービスの質向上」「利用者の満足度向上」の達成が目的であるとされています。
業務効率化だけでなく、利用者一人ひとりの生活機能の課題を解決する『デイサービス向け「介護リハビリ支援ソフト」』を検討してみませんか?
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