安定したデイサービスの経営は「稼働率」がキーポイント
運営ノウハウ
2023/02/01
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更新日:2022/02/17
介護現場で行う「園芸」にはどのような効果があるか知っていますか?園芸療法は、植物を育てることによって心身共に良い状態を求めたり損なわれた機能を回復する効果が期待できます。今回は、デイサービスなど介護現場で活躍する園芸の効果や魅力、はじめ方をご紹介します。一年間を通して楽しめる園芸をぜひお試しください。
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この記事の目次
園芸療法とは、ただ植物を育てたり、収穫したりすることではありません。
園芸療法では、植物を育てることによって身体や心、社会性に良い効果をもたらしたり、損なわれた機能を回復することを目的としています。
そのため、植物を育てることを楽しむだけでなく、スタッフの知識や関わり方も非常に重要になります。
もちろん、植物を育てると水やりや間引きなど手がかかります。しかし、手がかかることで愛着が湧くものです。手間がかかることを時間をかけて楽しむことが一つの「健康」であり、ご本人の生活の質(QOL)を高める活動ではないでしょうか。
園芸療法は、主に以下のような目的で活用されています。
このように園芸を通じて、植物や土とふれあい、他者と触れ合います。心の問題で悩み苦しんでいた方が、植物を育てるという創造的かつ刺激的なプロセスを通して、ストレスや緊張感の緩和への対処方法などを学ぶことができるのです。
園芸療法は高齢者とスタッフ、そして利用者様同士を結びつけ、健康に、そして楽しく生活するための多くの手がかりを秘めていると言えます。
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園芸療法は、発達・教育分野、学習障害分野、言語障害分野、身体障害分野、老年期分野などさまざまな場で活用されています。
家庭菜園や園芸は、定年後の趣味を始める方も多くいます。男性であれば盆栽、女性であればハーブや観葉植物を育てていたという方もいらっしゃいます。
ご利用者様の好みをお聞きして園芸を勧めてみてはいかがでしょうか?
外出機会や人と関わる機会が少なくなりやすい高齢者にとって、園芸療法は1つの楽しみとなってくれるかもしれませんよ。
園芸療法の効果は、定期的に外に出て植物を育てることができるだけではなく以下の7つの効果が期待できます。
【園芸療法の効果】
さらに園芸療法には、植物を育て土や水、匂いなどを感じることで人間の五感が刺激され、気分を和らげてくれる効果も期待できます。
五感の刺激とは以下のものがあります。
※最近のトピックスとして「マインドフルネス」という考え方があります。これも呼吸法や五感を通して、自分の身体や気持ちに気づくためのエクササイズとして取り組まれています。
参照:野田勝二 J. Japan Association on Odor Environment Vol. No. 239 「五感を刺激する園芸療法」(2016年11月26日アクセス)
では早速、園芸をはじめるための手順を整理しておきましょう。
大きく7つの手順がありますが、この手順の多さが大切ですよ!!
手間がかかることを時間をかけて楽しんで頂きましょう。
園芸療法に初めてチャレンジする方は何からすれば良いか悩むことも多いのではないでしょうか。
そこでまずは、参加していただく「ご利用者様に合わせて」園芸療法をはじめる方法をご紹介します。
例えば、園芸の参加者の中には、車椅子や杖歩行の方もいらっしゃいます。
さまざまな身体レベルの方が参加するためには、台の上にプランターを接地して高さを調整しましょう。
車椅子の方でも、杖歩行の方でも楽しめる目標の高さは、約75〜80cmの「腰」の高さです!
ちなみにプランターの大きさや深さは、育てる植物に合ったサイズを選定する必要があります。
春夏秋冬に開花する花をプランターに分けて園芸を始めてみることも方法の一つです。
どの時期に開花するのか、春夏秋冬に開花しやすい花を簡単にまとめてみましたので、ご参照ください。
春:アイスランドポピー、カレンデュラ、マーガレット、
夏:ランタナ、朝顔、ブルーデージー
秋:コスモス、ユリオプスデージー
冬:パンジー、クリスマスローズ
季節に合わせた植物を植えることで、外出機会が減る「秋」や「冬」にも園芸を行うことで年間を通した屋外活動が提案できますよ。
ただし、冬場は外が寒いので、なかなか活動としてやりにくさがある点はデメリットの一つでもありますね…
ガーデニング初心者に育てやすい品種をご紹介します。
その1つが「マーガレット」です。
マーガレットは、初夏から白い清楚な花がいっぱい咲く美しい花です。
白色以外にも赤や黄、ピンクなどの花色や花形の異なる品種があり、暖地では冬から花を楽しむことがでる育てやすい花です。また、夏も比較的涼しい地域では花を咲かせる姿を見ることができます。
比較的育てやすく、開花時期も長いマーガレットから始めてみるのはいかがですか。
その他にも植物の選び方には以下の方法もあります。
◯昔、育てていた植物や野菜など馴染みのあるものにする
◯誰もが知っている品種(ひまわりやコスモスなど)にする
◯花が大きく色鮮やかで濃い色の品種にする
◯香りを楽しむために香りの強い植物(ハーブ)にする
◯収穫後も楽しむために野菜(ミニトマト)や植物(ハーブ)にする
目的によって、選ぶ植物・野菜も異なります。
あなたはどんな目的で園芸活動を取り入れますか?
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2024年の医療介護同時改定では、団塊世代の高齢化を見据え、自立支援を中心とした科学的介護の実現、そしてアウトカムベースの報酬改定に向けて変化しようとしています。
このような時流だからこそ、より一層利用者さまの自立支援に向けた取り組みが重要になります。しかし、個別機能訓練加算をはじめとした自立支援系の加算やLIFE関連加算の算定は、売上アップも見込めるとはいえ、リハビリ専門職の不在や現場負担の問題で取り組みが難しいと考える事業所も多いのではないでしょうか?
その解決策の1つが「介護現場におけるICTの利用」です。業務効率化の意味合いが強い昨今ですが、厚生労働省の定義では「業務効率化」「サービスの質向上」「利用者の満足度向上」の達成が目的であるとされています。
業務効率化だけでなく、利用者一人ひとりの生活機能の課題を解決する『デイサービス向け「介護リハビリ支援ソフト」』を検討してみませんか?
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