安定したデイサービスの経営は「稼働率」がキーポイント
運営ノウハウ
2023/02/01
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更新日:2022/02/16
脳活性化リハビリテーションでは回想法が有名ですが、その中でも「音楽療法」「芸術療法」についてご紹介します。どの程度の効果があるかは未だ解明されていない部分もありますが、ご利用者様が音楽や芸術などの文化に触れる「当たり前」を一緒につくっていきませんか。
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この記事の目次
「音楽療法」は、好きな音楽を聴く、カスタネットやタンバリンなどの楽器を奏でる、歌に合わせて手をたたく、歌うなど音楽を通じて脳を活性化させるリハビリテーション法の一つです。
認知症の方に対して利用する場合は、楽器を演奏したり、手拍子をしたり、カラオケで歌ったり、当時に流行っていた歌を合唱したりと一緒に参加して頂くことが良いとされています。
音楽は、幼少期に歌った唱歌や若いころに流行した曲を選ぶと、回想法と同様に昔のことを思い出して、さらに脳を活性化させる効果も期待できます。
認知症フォーラム.com「認知症の基礎知識 音楽療法が脳を活性化させる」
2016年10月14日アクセス
音楽は、一人ひとりの年齢や趣味や嗜好により異なります。そのため、その方の生育歴や音楽歴を調べ、思い出の曲を盛り込んだ曲を選定します。
認知症の方は、音楽を通して記憶が呼び起こされる効果が期待されています。また、食事量が増える、反応が良くなる、気持ちが落ち着いて笑顔が増えるなどの報告もあります。
家庭で取り組む場合は、特にルールはありません。CDなどを利用して曲を流したり、歌を唄ったりしましょう。
後藤(2005年)によると「音楽療法は、打楽器を叩くなどの加療を行うことは、「言語」を使用して加療をするよりも導入がスムーズである。また、音楽のリズムに対して、ある一定の潜在記憶が存在するという証拠が得られ、音高や音色、拍節性などがその表象を形成する重要な要素であるという示唆を得ている」と報告しています。
このことからも、音楽療法を活用して受動的(手拍子や楽器を演奏)に参加していただくことで、記憶に対して脳を活性化させることが期待できるのではないでしょうか。
後藤靖宏「音楽認知における顕在記憶と潜在記憶の役割 」
2016年12月14日アクセス
続いて芸術療法についてご紹介します。
芸術療法とは、絵画や造形活動を通じて行う脳活性化リハビリテーションの1つです。
ダンスなどの表現活動や創造行為、音楽、心理劇、詩歌、陶芸を総称して芸術療法と呼ばれています。芸術療法は身体疾患を中心に活用されていましたが、現在では精神疾患や知的障害の分野、高齢者を対象に幅広く活用されています。
学術療法には様々な種類があります。以下にそれらをご紹介していきます。
芸術療法の効果は、何かを創造したり、鑑賞したりすることによって、こころの深い部分を表現することができると言われています。
その結果、抑圧されていたり、傷ついていた心が解放され、本来のこころを取り戻すことが可能と言われています。また、芸術療法は単調な日常生活に活気を与え、ストレスの緩和にも役立つことができます。歌を唄ったり、劇を演じたりすることによって他者との一体感を持つことができ、孤独感の解消にも繋がります。
言葉でコミュニケーションをとる事が難しいうつ病や認知症の方の治療として活用されています。
※表現の自由度が大きく不安感を抱かせてしまうこともありますので、配慮しながら行ってみてください。
いかがでしたか。今回は脳活性化リハビリテーションの1つでもある「音楽療法」「芸術療法」についてご紹介しました。
音楽療法や芸術療法は、活用される機会が増えてきています。しかし、科学的な根拠は未解決な部分も多くあります。私達もこちらのテーマに関して継続的に情報を追っていきます。正しい知識を学び、明日からでも是非取り組んでみてください。
皆様の毎日が充実した、輝かしい日々につながるよう、ご協力が出来ればと思っています。何かご相談などがありましたら、連絡お待ちしています。
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2024年の医療介護同時改定では、団塊世代の高齢化を見据え、自立支援を中心とした科学的介護の実現、そしてアウトカムベースの報酬改定に向けて変化しようとしています。
このような時流だからこそ、より一層利用者さまの自立支援に向けた取り組みが重要になります。しかし、個別機能訓練加算をはじめとした自立支援系の加算やLIFE関連加算の算定は、売上アップも見込めるとはいえ、リハビリ専門職の不在や現場負担の問題で取り組みが難しいと考える事業所も多いのではないでしょうか?
その解決策の1つが「介護現場におけるICTの利用」です。業務効率化の意味合いが強い昨今ですが、厚生労働省の定義では「業務効率化」「サービスの質向上」「利用者の満足度向上」の達成が目的であるとされています。
業務効率化だけでなく、利用者一人ひとりの生活機能の課題を解決する『デイサービス向け「介護リハビリ支援ソフト」』を検討してみませんか?
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