通所介護計画書とは?最新の様式や作成手順、記入例
コラム
2023/03/15
コラム
症状・病気
更新日:2022/02/16
介護スタッフが認知症のご利用者様の対応をする上で大切なことは何でしょうか?私達スタッフが認知症の症状を理解するだけでなく、対応のポイントを知ることで、症状の維持・予防にも繋がります。そこで今回は、認知症の症状や行動に応じた対応のコツをご紹介します。
→忙しすぎるデイサービス業務は、機能訓練ソフト「リハプラン」が解決。
→LIFE関連加算をスムーズに安心して算定する方法について、無料オンライン研修会で解説!
この記事の目次
認知症の症状が進むと、1つのことをするのに時間がかかり、規則的な生活を送ることが難しくなります。そんな認知症に対してどのような対応をしていますか?
一般的に認知症の治療には「薬物療法」や「脳活性化リハビリテーション」「生活療法」などを行います。その中でも、私たちスタッフの対応方法として取り入れることができる「生活療法」についてご説明します。
「生活療法」とは健康的な生活を送ることが認知症の治療に役立つという考え方です。認知症のご利用者様の健康的な生活を支えるポイントは、以下の4つです。
認知症の症状が進むにつれて、どうしてもご家族やスタッフは、悲しみや嫌悪感を感じるようになることが多くなります。
「目は口ほどにものを言う」とことわざがあるように、対応するスタッフの表情や言葉かけ一つで、不安や混乱を軽減してくれる場合が多くあります。
そこで認知症の対応のポイントを改めて理解しておきましょう!
この2点は認知症の方だけでなく、人と接するお仕事をされているスタッフの基本でもありますが、相手が理解していないだろうなどという考えが頭の片隅にあります。してあげているのいう考え方はヤメて、人と人とのお付き合いということを忘れないようにしましょう!
認知症の方は何を思い、何を感じているのでしょうか?
難しいですが、ここを理解していないと見当はずれな対応をしてしまいます。認知症の方の思いと対応ポイントについて一例をご紹介します。
自分が壊れていくような不安を抱えて暮らす認知症の方へは、ケアスタッフがちょっとした心配りをするだけで、不安や混乱が和らぎます。そのような認知症の対応方法を学んでいきましょう。
私達スタッフが頭を悩ませる事例についてご紹介します。
認知症の方で、財布や通帳がないと大騒ぎをするなどの「物盗られ妄想」の症状がある場合、ケアスタッフはどのような対応をするべきでしょうか。
スタッフの対応としては、盗まれていないと否定的な言動を避け、「盗まれたかどうかもう1回探してみましょう」と一緒に探します。
発見した場合は、こっそり隠していたと勘違いしてしまう場合があるので、必ず本人に発見してもらいましょう。
続いて、認知症の方でお風呂の時間にお誘いしても入りたがらない場合はどのような対応をすればよいのでしょうか?
入浴の場合、服を脱ぐことや湯につかる、身体を洗うことが嫌であったり、一連の行為で疲れてしまう為に入りたがらないこともしばしばあります。
服を脱ぎたくない場合には、下着のままで入浴して頂いたり、身体を拭くだけでも良いでしょう。湯に浸かりたくない場合は、少なめのお湯にする、シャワーで対応する方法もあります。
また、入浴後の楽しみを作るなど「入浴後に冷たい牛乳を飲みましょう」「入浴後にアイスクリームを食べましょう」の対応をすることも良いアイディアです。
認知症の方で、突然、興奮して手を振り上げる、スタッフを叩く場合はどのように対応しますか?
対応としては、突然興奮しているようにみえても、自尊心を傷つける発言があった場合や強引なことを強いられた、痛い部分に触れたなど小さくとも必ず何かしらの原因があるはずです。
原因を推察して、次に同じような興奮が起こらないように対応していきましょう。
昼食後すぐに「お腹が空いた」などとおやつを要求したり、他者のご飯を食べようとしたりする場合はどのように対応しますか?
認知症は脳の機能低下により満腹感を得られなかったり、直前の出来事を忘れてしまうため食事を摂取していないと思い込んでしまうことがあります。
対応方法として、不満や不安を抱えてイライラと落ち着かない食事の総量を増やし過ぎないように「昼食の準備していますので、その間フルーツを食べませんか」と誘導する方法があります。
食事の願望が強い方は、食べ物ではない洗剤やスポンジなどを口に入れることもありますのでご注意ください。
認知症の方のケアを毎日のように行なっていると何をするにも支離滅裂に感じられてしまい話を受け流してしまいがちです。
しかし、ご本人自身も不安や困惑、恥ずかしさなどを抱えているのです。
そんなときに、相手を否定したり、厳しく叱責したりするとますます症状を悪化させてしまうことがあります。
そのため、これまでご紹介してきたような対応方法を学び、どのようにしたら落ち着いて生活できるのか、ご本人の気持ちに寄り添った対応を心がける姿勢が大切です。
いかがでしたか。今回は、ケアスタッフの悩みでもある「認知症の対応のコツ」についてご紹介しました。今回ご紹介した事例のように対応することが全てではありませんが、少しでも認知症の方の気持ちを理解し、より良い対応をして頂ければ幸いです。
2024年の医療介護同時改定では、団塊世代の高齢化を見据え、自立支援を中心とした科学的介護の実現、そしてアウトカムベースの報酬改定に向けて変化しようとしています。
このような時流だからこそ、より一層利用者さまの自立支援に向けた取り組みが重要になります。しかし、個別機能訓練加算をはじめとした自立支援系の加算やLIFE関連加算の算定は、売上アップも見込めるとはいえ、リハビリ専門職の不在や現場負担の問題で取り組みが難しいと考える事業所も多いのではないでしょうか?
その解決策の1つが「介護現場におけるICTの利用」です。業務効率化の意味合いが強い昨今ですが、厚生労働省の定義では「業務効率化」「サービスの質向上」「利用者の満足度向上」の達成が目的であるとされています。
業務効率化だけでなく、利用者一人ひとりの生活機能の課題を解決する『デイサービス向け「介護リハビリ支援ソフト」』を検討してみませんか?
コラム
2023/03/15
コラム
2023/03/09
コラム
2023/03/08
コラム
介護保険法
2023/02/27
コラム
2023/01/26
コラム
2022/12/06