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バランスディスクは、バランスクッションやアジリティディスクなどと呼ばれ臨床現場でもよく活用されます。バランス強化を目的に使用することが多いですが、その他の目的にも十分効果を発揮します。今回はバランスディスクの効果と使い方をご紹介したいと思います。
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この記事の目次
バランスディスクは元々リハビリ用の医療器具であり、床の接地面を不安定にすることで、バランス能力や脊柱から骨盤帯(背骨から腰)までの体幹筋を賦活させる効果が期待されるアイテムです。
近藤らによると、バランスディスクは平地やバランスパッド上での立位に比べ、高いバランス能力が必要になることを示唆している。その他にも、バランスディスクを使用した運動療法後に歩行速度、起居動作速度、FRTなどの能力の向上なども報告されています。
バランスディスクは、使い方を理解すれば多種多様なトレーニングを行えます。
そこで今回は、バランスディスクを使用したトレーニング方法についてご紹介していきます。
参照:近藤 篤「バランス能力の違いによる異なるバランスツール上での重心動揺の変化」(平成28年12月14日アクセス)
まずは簡単な立ち上がり動作から実施していきましょう。
こちらの運動では、立ち上がりに必要な重心移動とバランス能力はもちろんのこと、接地面を不安定にすることで下肢・体幹筋力の向上にも効果が期待できます。
転倒のリスクを伴う運動でもあるため、環境設定や周囲の配慮には十分注意しましょう。
続いてバランスディスク上での立位保持と足踏み運動です。
立位バランス能力や下肢の支持性の向上に効果があります。
転倒リスクを伴いますので、周囲環境や患者様の能力に合わせ十分注意しましょう。
こちらの運動は、下肢筋力のトレーニングとして代表的なスクワット運動です。
接地面が不安定なため、バランスを保ちながら下肢筋力をトレーニングすることが出来ます。
ご紹介させて頂いた運動では、バランスディスクを1つ使用していますが、能力に応じて2つ使用していただいても構いません。
続いて体幹筋力を賦活する運動方法のご紹介です。
【活動する筋肉】
骨盤底筋群や脊柱起立筋、多裂筋、半棘筋、腹直筋、腹斜筋、腰方形筋、腸腰筋
【運動の目的】
姿勢や体幹筋力の賦活
【注意点】
骨盤帯の前後左右をしっかりと出すように意識しましょう。
今回は臨床で使えるバランスディスクの効果と使用方法をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
臨床現場でよく使用する「基本動作」や「ADL動作」に繋がる運動方法を中心にご紹介していますので、デイサービスなどの介護施設での機能訓練にも活用できると思います。参考にして頂ければ幸いです。
今回ご紹介した内容以外にも、バランスディスクを使用した運動方法を多く取り揃えておりますので、興味のある方はそちらも合わせてご覧下さい。
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