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2023/02/27
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更新日:2022/02/16
デイサービスやデイケアなどで行われるリハビリ体操や介護体操以外の時間、特にご自宅でも出来る運動方法として、何を提案したら良いのか悩んでいる方は必見です。今回は、ご自宅でも出来る健康体操を上半身・体幹・下半身の大きく3つに分類し、ご紹介していきます。
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健康維持・機能改善目的にデイサービスに通われる要支援1・2の方々に向けた自宅でも出来る健康体操のご提案です。
デイサービスでの運動だけでは足りない、何か継続的に出来る運動は無いものか、そんな健康意識の高いご利用者様に自宅で出来るセルフエクササイズとしてご用意しました。
比較的ダイナミックな運動を取り入れていますので、転倒や怪我には十分注意するように指導してください。
では、早速部位別に運動をご紹介していきましょう。
まずは、肩や胸のストレッチ方法のご紹介です。
【目的】
肩の可動域の拡大
胸郭の柔軟性向上
肩こりや首こり、円背、猫背の予防
呼吸機能の活性化
【注意事項】
肩や腰、肘に痛みがある方は無理をしないようにしましょう。
続いて身体を横に倒す運動や回旋を伴う体幹のトレーニング方法を紹介します。
捻る、回す、倒す動作は内臓(特に腸内)にも刺激を与えますので、便秘症などに悩まされている方にも効果的と言えます。
【目的】
【注意事項】
胸腰椎の回旋・捻転運動が生じますので、腰痛症や脊柱・脊髄疾患などの有無を確認しましょう。
こちらは、変則的なスクワットでの下肢のトレーニング方法をご紹介します。
【目的】
太もも(大腿四頭筋、ハムストリングス)お尻(臀筋群)ふくらはぎ(下腿三頭筋)などの筋力向上
体幹の安定性向上
バランス機能の向上
【注意事項】
膝や股関節、腰に負担がかかりますのでご注意下さい。
最後にランジ(前方へのスクワット)での下肢のトレーニング方法をご紹介します。
脚を大きく前方もしくは後方に出すことで、主たる筋肉の負荷が変わります。広い脚幅であればハムストリングス(太もも裏の筋肉)が優位になり、狭い脚幅であれば大腿四頭筋(太もも前面部の筋肉)の活動が優位になります。
【目的】
【注意点】
膝に負担が掛かりますので、疼痛がある場合は深く曲げ過ぎず、重心位置をかかと重心にしましょう。
参照:ランジステップ幅の変化による力学的負荷に与える影響(平成28年11月2日アクセス)
いかがでしたか。今回は自宅でできる健康体操として、上半身・体幹・下半身の3つに分類した運動方法をご紹介させて頂きました。
健康意識の高いご利用者様に、自宅で出来るセルフエクササイズとしてご紹介いただければ幸いです。
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2024年の医療介護同時改定では、団塊世代の高齢化を見据え、自立支援を中心とした科学的介護の実現、そしてアウトカムベースの報酬改定に向けて変化しようとしています。
このような時流だからこそ、より一層利用者さまの自立支援に向けた取り組みが重要になります。しかし、個別機能訓練加算をはじめとした自立支援系の加算やLIFE関連加算の算定は、売上アップも見込めるとはいえ、リハビリ専門職の不在や現場負担の問題で取り組みが難しいと考える事業所も多いのではないでしょうか?
その解決策の1つが「介護現場におけるICTの利用」です。業務効率化の意味合いが強い昨今ですが、厚生労働省の定義では「業務効率化」「サービスの質向上」「利用者の満足度向上」の達成が目的であるとされています。
業務効率化だけでなく、利用者一人ひとりの生活機能の課題を解決する『デイサービス向け「介護リハビリ支援ソフト」』を検討してみませんか?