機能訓練指導員とは?必要な資格や仕事内容・加算による配置基準を紹介
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2023/02/27
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更新日:2022/02/25
近年ではデイサービスや通所リハビリなどでご利用者様へ運動を提供する施設は珍しくありません。そんな運動を指導する方々の中で提供する運動やリハビリ体操の内容に悩んでいませんか?そこで今回は、道具を使わず、座って簡単に出来る手・指・足首・足指のリハビリ体操をご紹介していきます。
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この記事の目次
デイサービスやデイケアで行われるエクササイズは、所謂リハビリスペースで実施されることがほとんどではないでしょうか。
今回、ご紹介する運動は、ご自身の席でも取り組める「手足運動」をご紹介させていただきます。
ご利用者様の中には、「リハビリをもっと頑張って体を改善したい」と前のめりの方も多いのではないでしょうか。
そんな方々に、健康体操やリハビリ体操などの取り組みだけでなく、空き時間を活用してご自身の席でも取り組める運動を提供してみませんか。
はじめに、こちらの運動はピアノやギターを弾くような運動を行います。
認知症発症のリスクの高い高齢者において、認知機能と手指巧緻動作能力に密接な関係があることが示唆されています。手指の運動も積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか。
手指の運動にさらにリズムに合わせて行うことで、目と手の協調性や脳の活性化にも効果が期待できるようになりますよ。
参照:坪井 章雄「健常者における手指巧緻動作と認知機能の関連」(平成28年12月16日アクセス)
こちらの運動は、指先の中でも親指のエクササイズを行います。
親指は、他の指と異なり、他方向に動く点や物を掴む・握る動作に非常に重要な指です。
ご紹介している運動は、手の平の細かい筋肉の動きになります。
「手内在筋」とは手の中だけに付着する筋肉で計11個存在しています。これらの細かい筋肉が互いに影響し合い、人間は細かい手の動きができると言われています。
手内在筋のトレーニング〜その2〜をご紹介します。
手の平だけで計11個の筋肉がありますので、その1・2の4種類を合わせてエクササイズしていきましょう。
手内在筋に続いて,手外在筋の運動方法です。
ダイナミックかつ力強い握りこみの際に使用する筋肉になります。
これらの運動方法で物足りない方はゴムボールやタオルなどを握る、絞るなどの運動を取り入れていただいても構いません。
足の指のトレーニングをすることで歩行時のつまずきを予防にも効果が期待できます。
特に女性の方は、歳を重ねると足の指の変形が目立つようになります。こうなると足の指の力が発揮できなくなるのでバランスを保てなくなる原因になります。足指の運動も取り入れていきましょう。
いかがでしたか。今回は座って出来る指先の簡単リハビリ体操をご紹介しました。
自分の席でも取り組める運動ばかりですので、アクティビティなどの前や空き時間にセルフエクササイズとして活用してみて下さい。
デイサービス・機能訓練指導員が活用できる「リハビリ体操・運動」関連の記事を一挙にまとめました。状況に合わせてうまく活用していただけたら嬉しく思います。記事が増えていけば随時更新していきます。
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2024年の医療介護同時改定では、団塊世代の高齢化を見据え、自立支援を中心とした科学的介護の実現、そしてアウトカムベースの報酬改定に向けて変化しようとしています。
このような時流だからこそ、より一層利用者さまの自立支援に向けた取り組みが重要になります。しかし、個別機能訓練加算をはじめとした自立支援系の加算やLIFE関連加算の算定は、売上アップも見込めるとはいえ、リハビリ専門職の不在や現場負担の問題で取り組みが難しいと考える事業所も多いのではないでしょうか?
その解決策の1つが「介護現場におけるICTの利用」です。業務効率化の意味合いが強い昨今ですが、厚生労働省の定義では「業務効率化」「サービスの質向上」「利用者の満足度向上」の達成が目的であるとされています。
業務効率化だけでなく、利用者一人ひとりの生活機能の課題を解決する『デイサービス向け「介護リハビリ支援ソフト」』を検討してみませんか?