通所リハビリテーションとは?デイケアの特徴とメリットをご紹介

通所リハビリテーションを利用しようと考えているけどどんなサービスかわからない方はいませんか?今回は、通所リハビリテーション(デイケア)のサービスの特徴と使用するメリットについてわかりやすくまとめました。これから初めて介護保険サービスを利用しようとお考えの方は是非ご覧ください。

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通所リハビリテーションとは

通所リハビリテーションとは、「通所リハ」「デイケア」とも呼ばれる介護保険サービスで、筋力や体力など身体機能を維持・回復させること目的に医師の指示のもと理学療法士や作業療法士などの専門職がリハビリを提供してくれます。


通所リハビリテーション(デイケア)の対象者は、介護保険で「要介護1~5」の認定を受けている方です。「要支援1・2」の方は、介護予防通所リハビリテーションの対象者となります。


通所リハビリテーションの基本方針として厚生労働省も以下のように規定しています。


【基本方針|第百十条】
指定居宅サービスに該当する通所リハビリテーション(以下「指定通所リハビリテーション」という。)の事業は、要介護状態となった場合においても、その利用者が可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう生活機能の維持又は向上を目指し、理学療法、作業療法その他必要なリハビリテーションを行うことにより、利用者の心身の機能の維持回復を図るものでなければならない。

【関連記事】通所リハビリテーションにおける指定基準|人員、設備、運営について
 

通所リハビリテーションの特徴

介護保険サービスには、さまざまなサービスがありますが、通所リハビリテーション(デイケア)にはどのような特徴があるのでしょうか?

その特徴についてご紹介します。


【通所リハビリテーションの特徴】
・医師が1名以上配置されているので病状が急変したときも医療スタッフが迅速に対応でき、安心してサービスを受けられる
・リハビリの専門職である理学療法士、作業療法士、言語聴覚士(※1)のいずれかが1名以上配置されているので身体能力・日常生活能力のチェック(評価)や運動の指導、日常生活の指導、それに伴う変化の説明など専門的なリハビリテーションが受けられる
・リハビリに必要な機器が充実している
・自宅から事業所までの送迎や昼食、入浴などのサービスも受けられる
・ご家族以外の他の利用者とコミュニケーションをとる機会が得れる
・日中、家族の介護の負担が少なくなる


--補足(※1)--
■理学療法士とは
医師の指示のもと病気や怪我などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、歩く、立つ、座るなどの基本的な動作の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的にリハビリテーションを提供する専門家で、筋力トレーニングや歩く・立つなどの運動療法だけでなく、物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、患者様が自立した日常生活が送れるように支援しています。

■作業療法士とは
病気やケガなどで身体や精神に障害や不自由さを抱える方々に対して、医師の指示のもとで治療を行うリハビリテーションの専門家で、身体機能の治療だけでなく、食事や着替えなどの日常生活や料理・洗濯などの高度な日常生活動作の訓練、就労支援、社会への参加のための訓練、公共交通機関の利用などの支援を中心に精神・心理面へのアプローチも行います。

■言語聴覚士とは
言葉によるコミュニケーションに問題がある方々に対して、医師の指示のもとで専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職です。言語だけでなく、摂食・嚥下の問題に対してもリハビリテーションを提供します。

【関連記事】作業療法士と理学療法士の違いとは|仕事内容や働く場所をご紹介
 

通所リハビリテーションの1日の流れ

 

通所リハビリテーション(デイケア)を利用した場合のイメージとして、8時間利用の場合の1日の流れをご紹介します。


【通所リハビリテーションの流れ(一例)】
9:30 |送迎...自宅から送迎車でデイケアへ送迎します。もちろん車椅子の方も可能
10:00|体調管理...看護師による血圧、脈などの体調チェック
10:00|入浴...希望者の場合のみ、介護スタッフの介助を受けることも可能
11:00|リハビリ...マシンや集団体操、個別のリハビリなど
12:00|昼食
13:30|レクリエーション...ゲームや体操などさまざま
15:00|おやつ...休息を含めたおやつの時間
16:00|帰宅

通所リハビリテーションを利用するメリット
①専門職がいる

 

実際に通所リハビリテーション(デイケア)の利用すると「①専門職がいる」ことが最大のメリットになります。

類似する通所サービスの「通所介護(デイサービス)」との大きな違いは、「通所リハビリテーション(デイケア)」では、医師が常勤で1名以上、リハビリの専門職である理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のいずれかが1名以上配置されていることです。

通所リハビリテーションは、リハビリに特化したサービスですので、医師や理学療法士をはじめとした専門職が必ず在籍しており、個別にリハビリを受けることができます。専門職がいることで、病状が急変したときもスタッフが迅速に対応してくれるので安心してサービスを受けれます。


▼デイサービスとデイケア(通所リハビリテーション)の違いについては下記の記事でご紹介しています。詳しくはこちらをご覧ください。

【関連記事】デイサービスとデイケアの違いとは?4つの違いを理解しよう

通所リハビリテーションを利用するメリット
②定期的な評価が受けれる

 

次に、通所リハビリテーション(デイケア)では「②定期的な評価が受けれる」ことがメリットです。

リハビリの専門職である理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のいずれかが1名以上配置されているので、筋力アップや体力向上などの運動メニューや生活能力の回復を目指した生活機能訓練を受けることができます。

また、リハビリを積極的に行うだけでなく、定期的に身体能力・日常生活能力のチェック(評価)をしてくれます。そのため通所リハビリテーションを利用し、リハビリを行った結果どのように身体能力や生活能力が変化したのかなどが明確になります。筋力やバランス能力など自分の身体能力がアップしていることが分かると利用者様も「もっと頑張りたい」という気持ちが増えてくるのではないでしょうか?

通所リハビリテーションを利用するメリット
③リハビリ器具が充実している

 

通所リハビリテーション(デイケア)では、医師やリハビリの専門家が在籍しているだけでなく、リハビリテーションに必要な「③リハビリ機器が充実している」こともとのメリットの1つです。

リハビリ機器が充実していることで集団での運動が苦手な方や個人でトレーニングをしたい方でも積極的に運動に取り組みことができます。

リハビリ機器の種類は、義務付けられている訳ではないため通所リハビリテーション(デイケア)の事業所ごとによって異なります。そのため、利用される通所リハや担当のケアマネに確認しておくことをお勧めします。


【リハビリ機器の種類(一例)】
・平行棒
両手に手すりを持ちながら歩行練習ができる道具
・トレットミル
歩行練習と有酸素運動を目的としたランニングマシン
・エルゴメーター
自転車のペダルを漕ぐような運動を行う有酸素運動機器
・レッグプレスマシン
太ももやふくらはぎ、お尻の筋力アップを目的とした複合関節の運動機器
・ローイングマシン
ボードを漕ぐような運動を行うことで背中や肩周りの筋力アップを目的としたマシン
・チェストプレスマシン
腕を前方に伸ばすことで胸や肩周りの筋力アップを目的としたマシン

通所リハビリはこんな方にオススメ

 

通所リハビリテーション(デイケア)の特徴と利用する3つのメリットはお分りいただけましたか?これらを踏まえると通所リハビリは以下の方にオススメです。


【通所リハビリはこんな方にオススメ】
・病状の進行や急変が心配な方
・リハビリを積極的に受けたい方
・専門家に相談しながらサービスを受けたい方
・定期的に身体能力や生活能力のチェックをしたい方
・集団での運動が苦手な方
・一人で黙々とトレーニングがしたい方

 

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著者プロフィール

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作業療法士として大手救急病院に入職。救急医療や訪問リハビリ、回復期リハビリテーション病院の管理職として従事。現在は、通所介護事業所(デイサービス)を中心に介護の経営および現場指導に取り組んでいる。作業療法士、呼吸療法認定士、住環境福祉コーディネーター1級、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種、生活習慣病アドバイザーの専門的な資格を生かし、高い技術を介護現場に普及している。機能特化型デイサービスでは、2ヶ月で「稼働率72%から95%に」アップさせた実績の持ち主。

〜筆者の想い〜
平成27年度の介護報酬マイナス改定から介護保険制度は大きく変化しようとしています。特に、平成30年度の介護報酬改定後は、行政の実地指導・監査が厳しくなることが予想されます。そこで、介護経営の基本となる「介護保険法」と「介護サービスの種類」「介護報酬改定の動向」について解説します。

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