Berg Balance Scale(バーグバランススケール)の評価方法とカットオフ値の基礎知識

バランス機能の評価にはどのような評価方法があるか知っていますか?今回は、バランス機能を複合的に評価することができ、信頼性の高いBerg Balance Scale (BBS:バーグバランススケール) の評価方法やカットオフ値についてまとめてご紹介します。高齢者や患者様に運動を指導するリハビリスタッフや機能訓練指導員の基礎知識として把握しておきましょう。

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Berg Balance Scaleの特徴とは

Berg Balance Scaleの特徴

Berg Balance Scale(BBS:バーグバランススケール) は、ご高齢者や脳卒中患者様のバランス機能を評価するための指標です。その他のバランス機能評価に比べて、複合的なバランス機能が評価でき、より信頼性が高いとされています。

Berg Balance Scale(BBS:バーグバランススケール)の評価項目には、「姿勢保持」「立ち上がり動作」などの簡単なバランス機能から「ファンクショナルリーチテスト」「タンデム歩行テスト」「片脚立位テスト」などの高度なバランス機能まで計14項目があります。各項目を「0点から4点」で評価し、最大スコアは「56点」となります。

一方で、評価時間に10分から15分程度かかる為、専門のスタッフに評価時間をとってもらい測定する必要があります。そのため介護現場ではかなかな普及しない評価となっているようです。


 

▼バランス機能評価には他にも様々な評価方法があります。その他の評価方法を知りたい方は下記の記事をご覧ください。

【関連記事】

バランス評価の種類とその方法とは|転倒予防に必要な基礎知識

Berg Balance Scaleの評価項目について

Berg Balance Scaleの評価表

Berg Balance Scale(BBS:バーグバランススケール) の評価項目には、以下の14項目があります。椅子に座って立ち上がる簡単な課題から測定し、徐々に高度なバランス課題を評価するように構成されています。

【Berg Balance Scaleの評価項目】

(1) 椅子からの立ち上がり

(2) 立位保持

(3) 座位保持

(4) 着座

(5) 移乗

(6) 閉眼立位保持

(7) 閉脚立位保持

(8) フェンクショナルリーチ

(9) 拾い上げ

(10) 振り返り

(11) 360°の方向転換

(12) 踏み台昇降

(13) タンデム立位

(14) 片脚立位

Berg Balance Scaleの評価方法について

Berg Balance Scaleの評価方法を詳しく見たい方はこちらの動画がオススメです。

こちらの評価は、種類が多いため動画を何度かご覧いただき復習していただく必要があります。

【参考動画】

Berg Balance Scale

Berg Balance Scaleのカットオフ値とは

Berg Balance Scaleのカットオフ値

バランス機能評価であるBerg Balance Scale(BBS:バーグバランススケール) には、バランス障害ありを判断する「カットオフ値」があります。

転倒の危険性を判断するカットオフ値

Berg Balance Scaleの測定結果から「転倒の危険性を判断する」には以下のカットオフ値を参考にしましょう。

【Berg Balance Scaleのカットオフ値】

◎0-20点:バランス障害あり

◎21-40点:許容範囲のバランス能力

◎41-56点:良好なバランス能力


カットオフ値の注意点

ただし、Berg Balance Scale(BBS:バーグバランススケール)のカットオフ値は、文献により値が異なるため、あくまで参考程度にしておきましょう。

この評価だけでは高い精度で転倒を予測していくことは難しいといえます。そのため、いくつかの評価方法を組み合わせて判断の精度を高めていきましょう。

Berg Balance Scaleの評価で準備するもの

Berg Balance Scaleの評価で準備するもの

Berg Balance Scale(BBS:バーグバランススケール) は、高齢者や脳卒中を呈した方のバランス機能を評価することができる検査です。評価をする前に以下の物品を準備することですぐに検査を始めることができます。

【Berg Balance Scaleの物品】

◎評価用紙

◎ペン(評価者用)

◎メジャー

◎ストップウォッチ

◎椅子

◎ベッド

◎足台

まとめ

今回は、Berg Balance Scale (BBS:バーグバランススケール) の評価方法やカットオフ値についてまとめてご紹介しました。

Berg Balance Scale (BBS:バーグバランススケール) は、バランス機能を複合的に評価することができ、信頼性の高い評価です。ご高齢者や患者様の評価の1つとして運動を指導するリハビリスタッフや機能訓練指導員の基礎知識として把握しておきましょう。

 

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デイサービス運営において必要な「評価・測定」について、一挙にまとめていますので、必要に応じて活用していただければと思います。

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著者プロフィール

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リハビリ専門職(作業療法士)として、回復期リハビリテーション病院や救急病院、訪問リハビリに勤務し、医療・介護現場の幅広い分野を経験。現場のリハビリテーションを技術を高めるため研修会を立ち上げ、これまでに100名規模の研修会も開催された。現在は、「職種を越えたリハビリ介護を実現する」をテーマに、リハプランの専属ブロガーとして活躍中。作業療法士の専門性を活かして、介護事業所で算定できる加算・減算の中でも「個別機能訓練加算」について算定要件や計画書の書き方、機能訓練プログラムについて執筆している。

〜筆者の想い〜
通所介護事業所(デイサービス)の約8割は、リハビリ専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が不在のため、看護師や柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師が機能訓練を実施しているのが現状です。機能訓練指導員が、高齢者にあった最適な運動を提供するために必要なノウハウをわかりやすく解説します。

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