ケアマネージャーになるには?受験資格から試験内容をご紹介

ケアマネージャーは、介護保険を受給している方々が安心して在宅生活を送れるように支援する役割があります。そんなケアマネージャーになるにはどのような試験を受けて、資格を取得すればよいのでしょうか?そこで本稿では、介護支援専門員証を取得し、ケアマネージャーになるための受験資格や試験内容など流れをご紹介します。

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ケアマネージャーになるには

ケアマネージャー(ケアマネジャー)とは、正式には「介護支援専門員」といい、医療・介護現場では通称ケアマネと呼ばれます。

ケアマネージャーは、要介護者が住み慣れた在宅で安心して生活が送れるように適切な介護保険サービス(ケアプラン)を提案します。

そんなケアマネージャーになるためには、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格することが必要です。この資格は、公的資格で居住する各都道府県で年に1回の試験を受けなければなりません。

ただし、実務経験が5年以上など細かく受験資格の条件が設けられていますので、これらの受験資格や試験内容について詳しくみていきましょう。

ケアマネージャーになるまでの流れ

ケアマネージャーになるには、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格することが必要です。ここでは、介護支援専門員証を取得し、ケアマネージャーになるための全体の流れをご紹介します。


ケアマネージャーになるまでの流れ

受験資格があるか確認 平成30年度からケアマネージャーの受験資格が変更されます。
受験の申し込み 都道府県により申込先、申込日は異なります。
介護支援専門員実務研修受講試験 試験はマークシートで、問題数は60問、試験時間は120分です。毎年1回行われます。
合格発表 例年 11月下旬〜12月上旬
実務研修 合計87時間以上の実務研修を受けます。
登録 研修終了後、3か月以内に介護支援専門員資格登録簿への登録を申請し、「介護支援専門員証」を取得します。

ケアマネージャーの受験資格とは


H29年度現在、ケアマネージャーの受験資格は、上図のように「従来の受験資格対象業務<平成27年度から平成29年度の試験に限り適用>」が適用されています。ただし、平成30年度からは、見直し後の受験資格対象業務になります。

現在のケアマネージャーの受験資格には、以下の2点をクリアしておく必要があります。
 

居住地での受験 ・受験資格該当業務に従事している場合、その勤務地がその都道府県であること。
・受験資格該当業務に従事していない場合、住所地がその都道府県であること。
※受験地を誤って申し込んだ場合には、受付ができません。
※複数の勤務地がある場合は、主たる勤務地の所在する都道府県での受験となります。
実務経験 ・国家資格等に基づく実務に5年以上従事する者
・特定の福祉施設、介護施設の相談援助業務に5年以上従事する者
・ホームヘルパー2級、社会福祉主事任用資格者で介護等業務に5年以上従事した者
・無資格で介護等業務に10年以上従事した者
 

※該当国家資格は以下の通り。
医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士、管理栄養士、精神保健福祉士

 

参考

東京都福祉保険財団ホームページ

ケアマネージャーの受験資格の変更点とは(平成30年度)

平成30年度からは、上図のように見直し後の受験資格の対象が変更されます。

主には、「無資格で介護等業務に10年以上従事した者」「介護職員初任者研修(ヘルパー2級)」の受験資格がなくなり、条件がかなり厳しくなりました。


平成30年からのケアマネージャー受験資格
1. 国家資格等に基づく業務に従事する者
2.相談援助業務に従事する者が通算して5年以上であり、かつ、当該業務に従事した日数が900日以上であることが必要です。

※相談援助業務は、以下の通り。
・生活相談員
特定施設入居者生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、介護老人福祉施設、介護予防特定施設入居者生活介護などにおける生活相談員
・支援相談員
介護老人保健施設における支援相談員
・相談支援専門員
計画相談支援、障害児相談支援における相談支援専門員
・主任相談支援員
生活困窮者自立相談支援事業などにおける主任相談支援員

ケアマネージャーの試験概要

ケアマネージャーの試験である「介護支援専門員実務研修受講試験」の試験実施方法の概要について、東京都を参考にご紹介します。


■出題方法
出題は五肢複択方式。解答はマークシート方式。

■試験時間
午前10時00分から12時00分まで(120分)
※点字受験者1.5倍、弱視等受験者1.3倍

■出題数
60問(介護支援分野25問、保健医療福祉サービス分野35問)

 

[参考]東京都福祉保険財団のホームページ
平成29年9月1日アクセス

ケアマネージャーの試験問題と合格ラインは?

ケアマネージャーの試験問題は、介護支援分野から「25問」と保健医療福祉サービス分野「35問」の合計60問が出題されます。


ケアマネージャー試験内容
◎介護支援分野:介護保険制度の概要、制度、しくみなど
◎医療保健福祉サービス分野:医療知識、高齢者支援展開論、ご高齢者の疾患、介護技術、保健医療サービス各論、相談援助、福祉サービス各論など


ケアマネージャーの合格ライン
ケアマナージャー試験の合格ラインは、それぞれの区分ごとに「正答率70%」を基準としていますが、問題の難易度によっては合格基準点が補正されています。

ケアマネージャー試験の合格率は?

ケアマネージャー試験の合格率は、1998年の第1回は「44.1%」だったものの、2016年の第19回になると「13.1%」と年々合格率は下がり、難しくなっていることがわかります。


ケアマネージャー試験の合格率

  受験者数 合格者数 合格率
第15回(平成24年度) 146,586人 27,905人 19.0 %
第16回(平成25年度) 144,397人 22,331人 15.5 %
第17回(平成26年度) 174,974人 33,539人 19.2 %
第18回(平成27年度) 134,539人 20,924人 15.6 %
第19回(平成28年度) 124,585人 16,280人 13.1 %

この合格率から試験対策本だけでなく、ケアマナージャー試験の対策をしてくれるスクールや通信教育なども多く開催されています。


平成30年度からケアマネ受験資格が❶国家資格等に基づく業務に従事する者、❷相談援助業務に従事する者だけになり、かなり条件が厳しくなった上に、合格率も低下している難しい試験と言えます。

 

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著者プロフィール

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Rehab for JAPAN代表取締役社長。法政大学大学院(CSR専攻)卒業し、政策学修士を取得。作業療法士として、在宅介護(通所介護・訪問看護)や医療機関(救急)など現場経験をした後、株式会社Rehab for JAPANを創業した。主な書籍として『幸せな職場の作り方』ラグーナ出版、2014(共著)などがある。

~筆者の想い~
介護報酬マイナス改定や職員不足など介護経営は厳しい時代です。介護事業所を強くし、安定した介護経営をしていくためには業務効率化のためのIT導入や集客アップのための営業戦略、他社サービスとの差別化などが重要です。介護経営者様・管理者様向けに「介護経営のノウハウ」や「介護マネジメント」についてわかりやすく解説します。

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